◆外交史料館「マッサン展」に行って◆
外交史料館「マッサン展」に行って 参加者15名(1/24) 12名(3/14)
昨年11月のスコットランドを語る会で外交史料館館長の高橋周平さんの「マッサン展と私のスコットランド」のお話を聞いて、参加者の中からJSSとしてマッサン展を見に行こうという提案がありました。

1月24日(土)と3月14日(土)に催行することになり、1月の回は15名、3月の回は一般の方も含めて12人の参加となりました。3月は高橋館長のご都合で、代わりに白石仁章氏が説明してくださいましたが、お二人ともこの企画に対する熱意のうかがわれる懇切丁寧な説明をしていただきました。

展示はT「幕末期の日本とスコットランドの関係」、U「日本とスコットランドの技術協力関係」、V「皇室外交とスコットランド」、W「竹鶴政孝関係」、X「竹鶴政孝と札幌冬季オリンピック」の5つの部門にわかれていて、一般の方たちにもマッサンとスコットランドとの関係がよくわかるようになっていました。
「T幕末期の日本とスコットランドの関係」ではトマス・グラバーへの井上馨、伊藤博文連名の叙勲申請書が、「U日本とスコットランドの技術協力関係」ではヘンリー・ダイアーやケルビン卿に関する叙勲関係の資料が目を引きました。

「W竹鶴政孝関係」では細かい字でびっしりと書き込まれたウィスキー製造研究ノートや山崎蒸留所に関するいくつものメモも興味深いものでしたが、大正7年スコットランド留学時の旅券と旅券発給記録、大正14年のリタの旅券、さらに昭和6年政孝、リタの名前に並べて房子の名前のある旅券発給記録は外務省ならではの資料で興味深く見ました。
常設展示では1945年の降伏文書、1951年の対日平和条約、1960年の安全保障条約など現代史にとって大変貴重な展示品がありました。また2回目の見学時には併設の図書館も見せていただきました。吉田茂首相の蔵書が寄贈されたものだそうです。

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