協会の歩み
■20周年(1996年〜2005年)(※編集作業中)
■30周年(2006年〜2015年)(※編集作業中)
10周年(1985年〜1995年)
日本スコットランド協会、10周年を迎える!
日本スコットランド協会が東京に誕生して、10周年を迎えた。当時のオールドパー(株)の社長、高橋愛光は、1984年12月、スコッチ・ウイスキーの輸入販売で得た利益の一部を社会に還元し、スコットランドとの交流に役立てたいと、協会の設立に着手した。当初から個人・家族会員数は185人を数え、オールドパーと兼松江商(株)がはじめの維持会員として、年間合計3千万円を出資して協会の活動を支えた。出発から(現在に至るまでも)、元英国大使、バグパイプやスコティッシュダンスのエキスパートら5名を理事に迎え東京に事務局がオープンしたのは、1985年2月18日。日本初のスコットランドに関する協会が続いていくことになった。

1988年3月、大スポンサーのオールドパー(株)と兼松江商(株)は、スコッチ・ウイスキー業界の大異変により、協会への支援を完全にストップした。文化交流の基盤がやっとできた協会は、早くも存続の危機にさらされた。

しかし、協会は現在約530名の会員の支えで活動を続けている。そして今、事務局は、力強くきりもりする高橋愛和をはじめ、高木みつ、古田幸子、三村美智子、山崎美世子、常任理事の塚田富治をはじめとする理事達の無償の協力によって、まことにユニークな団体に育ってきたといえるだろう。理事長であった高橋愛光を失う危機も乗り越え、彼の意志であった関西支部も、永尾辰弥、生野英治をはじめ、秋本令子、水野シゲ子らの力でかたちをつくってきている。

1990年から、グラスゴー在住のジェイムズ・ハワット氏からの大きな援助金、毎年1万5千ポンドが届き、協会の活動は、スコットランドの一個人からも支えられている。

今年は無事に10年を迎えることができた。ここに簡単に協会の主な足跡を記し、来しかたを振り返り、皆様とともに、よりよい楽しい協会に発展させる指針となればと願う。
スコットランド便り 第16号(1995年7月24日発行)より
「私とスコットランド1 JSS10周年を記念して」
■1985年
2月18日事務局 広尾5丁目に設置 活動開始。
7月26日発足パーティー(東京アメリカンクラブ) 招待者約400名
7月26日「蘇格蘭通信」始まる。’90の3月 12号で休刊
9月事務所だより」始まる。(隔月年6回発行)‘90の2月に終わる
9月25日会員数 維持会員3社、普通会員147名、家族会員19組
10月1日第一回奨学金は東北大学の松本実講師に。一年間のスコットランド留学(グラスゴー・ストラスクライド大学)
11月文庫の設置始まる。本の冊数(和書)64冊、(洋書)78冊。現在冊数(和書)306冊(洋書)660冊、ビデオ数159本、
カセット・CD数111本
11月29日第一回講演会 講師 藤山楢一氏(元駐英大使)、演題「欧米放浪四半世紀」
■1986年
1月第二回奨学金 塚田富治助教授。エディンバラ大学、セントアンドリューズ大学に留学
1月17日講演会 講師 難波利夫氏(バーンズ協会名誉会長)演題「詩人ロバート・バーンズを語る」
2月スターリング大学へ日本の図書を寄贈
6月年次報告会・親睦会 年に一度、東京、神戸で開催 会員数380名に成長
10月第三回奨学金 ストラスクライド大学のNeil Jones氏に。東北大学に1年間留学。
10月〜12月全国11都市をまわりスコットランド映画「グレゴリーの彼女」(ビル・フォーサイス監督)の上映と講演
セントアンドリューズ協会行事、バーンズ・サパー、ハイランドゲームズ、セントアンドリュース・ボールに参加
■1987年
2月第四回奨学金 東京大学・小幡道昭助教授を派遣
7月第一回スコットランドツアー(年に1-2回の企画始まる)
9月第五回奨学金 スコットランドより大学研究者招聘 スターリング大学 David Harris氏
10月〜11月会員の「旅の思い出・蘇格蘭」写真展
寄付助成金 東京パイピングソサエティ、John McIntyre博士渡航滞在費など他6件
事務局だより600部発行(年6回)
■1988年
寄付助成金カレドニア学会など他1件
ジャパン文庫 スコットランドの大学など7か所に寄贈
この年より大スポンサーであったオールドパー(株)と兼松工商(株)が維持会員をおりる。それによって協会の収入源は会員の会費のみとなる。
■1989年
催物 詩人テッサ・ランズフォード氏来日・講演会と昼食会
ツアー 広島フェア−藩刈島ツアー(10月7、8日)
特別事業として
1.インフォメーションセンターの活動
2.短期留学学生援助
3.来日スコットランド人に対する滞在費援助
■1990年
会員異動 5年目になり、維持会員は7社になる。普通会員351名、家族会員66組
1万ポンド(280万円に相当)、J.T. Howat氏より寄付始まる。
4月2日「JSS事務局よりお知らせ」発行始まる(年3回)
4月21日講演会「はるかなるスカイ島」講師ハレス・ローズマリー氏など年4回
8月1日協会の図書移転 国立の一橋大学塚田研究室へ
8月24日「スコットランド便り」(JSS便り)No.1発行(年3回)
11月17日企画運営委員会の発足(隔月)
3月16日スコティッシュ・ダンスパーティ(東京)講師 岡田昌子氏
■1991年
4月6日福岡でのスコットランド祭りに協賛
7月27日〜絵画展<スコットランドを描く>東大和市野村よしの美術館
7月27日スターリング大学の日本語科学生との交流会(同上)
8月18日スターリング大学の日本語科学生との交流会(神戸)
■1992年
7月〜9月スターリング大学の日本語科学生のホームステイ
9月12日講演会<スコッチ・モルトウイスキーの楽しみ方、テイスティングの仕方> Tim Stewart氏
クラブ活動 森護教室、ゴルフの会、水曜教室(第3水曜夕方、事務所を自由に利用)始まる
■1993年
理事長 高橋愛光氏 3月30日逝去(追悼号発行)
スチュアート城の会員になる
11月27日講演会<イギリスの窓・窓・窓・・・>三谷康之氏(一橋大学)
■1994年
5月28日日本カレドニア学会全国大会協賛
7月23、24日ケルトフェスティバル協賛
10月27日アフタヌーンティ(東京)
11月26日講演会<スコットランドと日本―異文化との出会い>塚田富治氏と懇親会(一橋大学)
会員異動 維持会員9社、普通会員343名、家族会員53組、学生会員25名
■1995年
4月8日名古屋ではじめてのアフタヌーンティ
7月1日日本カレドニア学会全国大会協賛(独協大学)
7月24日「スコットランド便り」No.16発行(10周年のための増ページ会員の原稿募集)
8月20〜30日まろやかスコットランドツアー(11回目)

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