◆ホワイトヘザークラブ 活動報告 2021年
2021年3月28日(日) 13:30〜15:30 参加者6名
「Tibby Dunbar」ティッビー・ダンバー
「The Road to the Isles」島々への道

東京も緊急事態宣言が解除されましたが、感染者数は再び増えつつあり、まだまだ予断を許さない状況の中、今回もリモートで行なわれました。年度末だったためか、参加者は少なかったのですが、質疑応答の時間もたっぷりとれて濃密な時間を過ごしました。

1曲目の「Tibby Dunbar」は、身分の高い裕福なティッビーに恋をした男が駆け落ちをしようと、「お金はないが、僕の愛情を暖炉にして眠れば幸せだよ!」と懸命に誘う内容。
多くのフォークソングを愛する人たちは、この曲はアイルランドの曲だと思っているそうですが、詩はバーンズの1789年の作品で、エアシャーに住むフィドルの人との合作と言われています。簡単そうに見えますが、実は音域がとても広く歌うのは大変で、録音も少なく、ダブリナーズのものが有名で今回もそれを試聴しました。
ちなみにティッビーとはエリザベスの愛称だそうですが、チャールズ先生はこの曲でしか聞いたことがないとのことでした。

2曲目の「The Road to the Isles」は、スコットランドの地名が沢山出てくる元気の良い曲です。
イギリス軍のパイプメジャーがマーチとして作り1917年に発表、あとに歌詞がついて第2次世界大戦の時には兵士を鼓舞するため侵略時などに使われたそうですが、懐かしい地名に逆にスコットランド兵などはホームシックになってしまったかも!
Coolins, Tummel, Loch Rannoch, Lochaber, Shiel, Skerries など多くの地名がスコットランド特有のリズム、スコッチスナップを効かせたメロデイにのり、歌は覚えやすいのですが、実は文章はとても詩的で、文法的な語順も違い、解釈がなかなか難しく、スコットランド人でも旋律はみんな知っているけれど歌える人は少ないだろうとのこと。参考に聞いたHarry Lauder の録音は約100年前のもの、「ど」スコッツで大変味のある歌唱でした。

次回もリモートで、5月の予定です。
ご興味のある方は協会にご連絡くださいませ。
2021年1月30日(土) 13:30〜15:30 参加者9名
「Scotland the Brave」勇敢なるスコットランド
「The Wee Cooper o‘Fife」ファイフの樽屋さん

依然続くコロナ禍の中、少し間があいてしまいましたが、楽しみにしていた会員が画面の中で元気に顔を合わせました。

今回の曲は、スコットランドと言えばこの曲「Scotland the Brave」!
スコットランドを象徴する曲としてあまりに有名で、バグパイプで演奏されるのを聴いたことがある方も多いことでしょう!もともとパイプチューンとして旋律は存在していて、軍隊のパイプバンドでも行進曲として正式に採用されたメロデイでした。それにスコットランドのジャーナリスト、クリフ・ハンリィが歌詞をつけたのが、なんと1950年代ということで、意外に新しい曲と言うことになります。
60、70年代にはかなり人気になり、ラグビーやサッカーの試合でも歌われるようになり、「Flower of Scotland」などと並んで、非公式の国歌のような扱いを受けています。
でも、チャールズ先生は今まで一度も声に出して歌ったことはなく、多くのスコットランド人は歌詞を知らないのではないか、パーティなどでも歌わないなあと意外なお話で一同びっくりしました。
歌詞は現代英語なので難しいものもなく、ハイランドの山々や大地を讃え、誇り高き民族の心を勇壮に歌い上げるリズムとメロディは、何だかコロナ禍で沈んだ私たちにも沢山の元気をくれました!

2曲目の「ファイフの樽屋さん」は、4年前にも一度取り上げた曲で、メロディは簡単なのですが、とにかく速い曲で歌詞がなかなかはまらず苦労した曲です。
旋律、歌詞共に大変古いもので、昔は小学校でも習い、「ニキティナケティヌーヌー」と呪文のような歌詞を子供たちも楽しく歌ったそうですが、なにしろ歌詞が、自分より身分の高い女性と結婚した樽屋さんが、美貌を台無しにすると言って料理も洗濯も何も家事をしない彼女の背中にシープスキンをかぶせて、「お前のことは叩かないが、自分のシープスキンのことは叩くぞ!」と思いきり叩いて彼女を改心させる、という内容なので、現代ならDV、暴力、と言うことで絶対に歌われない曲とのこと。
とにかく速いので、テンポをずっと落として、ワンフレーズづつ発音、呪文のような早口言葉のところは何回も練習し、難しいところは音をつけずお経のようにリズムだけ練習したりして、苦労しつつも何とか最後までみんなで歌いました。

久しぶりに顔を見ながら、歌うのはやはり楽しいものですね!
次回は3月、やはりリモートで行う予定です。

Home
Copyright 2002 The Japan-Scotland Society All right reserved ©