◆スコティッシュ・デイ2016 in 神戸◆
JSSスコティッシュ・デイ2016 in 神戸 Shall we Burns?
私は昨年の一月、30数年ぶりに元メンバーの誘いをうけ、スコティッシュ・カントリーダンスをはじめました、
これを機に、スコットランドについての知識をもっと深めたいという思いから、JSSのメンバーにいれていただきました。20年代後半から購入したスコットランド関係の本を読みなおしたり、ウェブ・サイトでスコットランドの歴史文化などに関する記事などを検索し、認識を新たにしている日々です。

昨年、初めてスコティッシュ・デイに参加しましたが、参加者の多さと大多数を占めるladyのパワーに圧倒され、何だか良くわからないまま時間が経過したというのが実感でした。
その後、関西茶会倶楽部の行事に何回か参加し、雰囲気にも慣れて今回のスコティッシュ・デイをむかえました。今回も100人を超える参加者があり、NHKの朝ドラ「マッサン」の余韻も相まって、スコットランドに関心を持たれている人が多数存在することを心強く感じました。
高橋会長の挨拶で幕を開け、セルカーク・グレース、ハギス・セレモニーとスコティッシュ・デイのプログラムが進行していきました。特に注目したのは「津軽三味線とバグパイプ」の共演でした。パンプレットを見たときはどんな感じになるのか想像もできませんでしたが、ケビン・メッツさんの三味線と山根篤さんのバグパイプの音色は絶妙なテクニックで融合し、素晴らしい演奏を聞かせていただきました。
明治初期に音楽教育の礎を築いた伊沢修二とアメリカ留学時親交があり、後に我が国に招聘された音楽教育家ルーサー・ホワイティング・メーソンによって「蛍」のちに「蛍の光」(Auld Lang Syne)など、日本古来の音階に近いスコットランド、アイルランドの曲が小学校唱歌として取り入れられ、日本語の詩をつけて、今日まで日本の多くの国民に親しまれて来たことを思うと、バグパイプと三味線と言う「ビックリポン」な組み合わせも、昔に溯れば、納得できるコラボレーションという気がしました。
(谷地章)

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