◆ゲール語でスコットランド文化を学ぶ会 活動報告 2014年◆
【第6回】 2014年 12月7日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00
「ゲール語でスコットランド文化を学ぶ会」の第6回は前回に引き続き、午前・午後の部に分かれて行われました。
今回の午前の部はTBSラジオの取材があり、取材陣の方を交えてFear a' bhàtaとA bhanarach chaoinを練習しました。
ラジオで放送された部分が気になる方はお問い合わせください。

午後の部は会話表現に「〜が好きです。」「〜ができます。」という表現を追加し、自身のことをより多く語れるようになりました。さらに、とうとう一般動詞の現在形に入りました。ゲール語は英語のように現在形を持たず、英語で言う現在進行形の形をもって、現在形とします。その際に用いる動名詞の形が不規則なので、みなさま苦労なさっていたようです。
さらに、ゲール語の特徴のひとつとも言える前置詞の代名詞的活用の語彙を増やしました。ここら辺からは、暗記がものを言うかもしれません。辛い時期ですが、ここを乗り越えていただければ、きっとゲール語が楽しくなると思います!

さて、次回は1月11日で、いつも通り午前と午後の部をわけて行います。
歌の会は新しい歌の紹介をせずにFear a' bhàtaとA bhanarach chaoinの練習をします。
文法のクラスでは、会話表現に「趣味を尋ねる文」と「時間を尋ねる文」を追加し、より実践的な会話のレパートリーを増やします。また、一般動詞の動名詞を用いた過去・未来表現を扱います。
文法はだいぶ難しくなってきましたが、歌の会はとても気軽にご参加いただけます。今から文法にチャレンジしたいという方がもしいれば全力でサポートさせていただきますので、ぜひお声かけください!
【第5回】 2014年 11月2日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00 参加者7名
テーマ「午前:ゲール語の歌 午後:ゲール語の文法」

ゲール語でスコットランド文化を学ぶ会の第五回は、午前の部と午後の部とに別れて行われました。

午前の部は歌の練習。スコティッシュデイで披露する予定の「Fear a' bhàta」を練習しました。ゲール語の歌詞の発音を念密にチェックしていたためか、発音の練習が終わるころにはすでに正午になっていました。まだしっかり歌っていなかったので、慌てて最後に一回だけメロディにのせ練習しました。次回の会でも練習を続けていきたいと思います。

昼食休憩を間にはさみ、午後は文法の時間でした。今回は、前回までの復習と、以下のことを勉強しました。
・職業を聞く表現とその答え方
・定冠詞
・「私の」「あなたの」の言い方
定冠詞についてですが、ゲール語の定冠詞には色々な形があります。英語はtheだけですし、日本語には冠詞はないので、変化形を覚えるのは大変だと思います。

それと、次回の宿題も出ました。宿題は、すでに習った以下の表現とその答え方を覚えて言えるようにしてくる、というものです。皆さん、頑張って覚えてきてください。
・「名前は何ですか?」
・「元気ですか?」
・「出身はどこですか?」
・「〜は持っていますか?」

さて、次回は12月7日(日)。今回と同じように、10時から15時まで。昼休憩を挟み行われます。
次回の歌の回では、Fear a Bhàtaに加えて、第2回でご紹介したA'bhanarach chaoinを読解し、練習したいと思います。文法の回では、今までに習った部分の復習に時間を多く取りつつ、一般動詞の現在形についての説明をしていきます。会話表現では「私は〜が好きです」や「〜が出来ます」という表現をご紹介する予定です。
今まで欠席の方でも、講師が個別に支援致します。新しくのご参加もお待ちしております!
(担当:村山・新保)
【第4回】 2014年 10月12日(日) 10:00〜12:00 参加者9名
今回は新保さんがお休みで、村山が一人でクラスを担当しましたが、9名が受講してくださいました。
前回までの総復習から始まり、「住所」を聞く表現”Càit a bheil a’ fuireach?”を会話集に追加しました。
ゲール語の一般動詞には現在形がなく、英語の進行形に近い形で代えるのですが、初めて登場するゲール語の一般動詞に皆様苦労なさっていたようです。形容詞と名詞の接続や軟音化の説明もあいまって、ゲール語学習の最初の山場を迎えようとしております。ここを乗り越えれば、慣れてくるはずなので講師2名で懸命にお手伝いをしたいと思います!

次回は実験的にゲール語の歌を学ぶ会と文法を学ぶ会をわけて開催してみる予定です。
今まで、「歌を学びたかったけど、文法はちょっと・・・」と思って遠慮なさっていた方もぜひ顔を出してみてください。初回にやったFear a Bhataの復習をやります。文法クラスは、ゲール語の定冠詞のルールと形容詞の強調を中心に進めていきます。
日にちは11月2日を予定しております。詳細が決定し次第、本ホームページに掲載させていただきます。
これまで参加していなかった方でも、講師が個別にサポートしております。お悩みの方はぜひご連絡ください。
それでは、また次回お会いしましょう!
(担当:村山)
【第3回】 2014年 9月7日(日) 16:00〜18:00 参加者7名
テーマ:「出身の尋ね方と答えかた、be動詞、所有の表現」

ゲール語でスコットランド文化を学ぶ会の第三回は、少し先に進みまして基本的な文法を学習しました。

まず、出身について。Có ás a tha thu? で「どこから来ましたか?」となり、「日本から来ました」と答えるときはTha mi á Iapan.となります。

次に、ゲール語の現在形の動詞thaについて。否定を表すときは、英語のように「not」を付けたりせず、動詞そのものをChan eilと変化させるんですね。疑問形はA bheilとなります。

そして、所有表現。ゲール語には「持つ」という意味にあたる動詞が存在しません。そのかわり、aigという前置詞を用いて表現します。

大変なのは、aigの後に「私」miや「君」thuといった代名詞がくるときです。このとき、aigと代名詞がくっついて一語になるので、これらの単語を一つ一つ覚えていかなくてはなりません!実は他の前置詞もaigと同じようにくっついてしまうのですが、まずはaigのくっつきかたをゆっくり覚えていきましょう。

そのほか、今回はゲール語の文字についてのルールや、軟音化、狭音化という音についてのルールを簡単に学びました。
ゲール語に見慣れないルールや文法用語が多くて大変かもしれません。講師も分りやすく噛み砕いて説明できるように努めたいと思います。

今回も宿題として練習問題を出しました!解答される方は、村山までメールで提出するか、次回のときにお持ちください。添削いたします。村山のメールアドレスはお渡ししたハンドアウトに記載されております。

次回の会は10月12日(日)、10:00から2時間を予定しています。午前中ですので、皆さまお間違えのないようお気を付けください!
次回はたっぷり復習したあと、形容詞の位置と、名詞にもたらす変化を中心に今回扱った軟音化をより詳しく説明していきます。もちろん、歌もあります!ぜひご参加ください。
(担当:新保・村山)
【第2回】 2014年 8月24日(日) 14:00〜16:00 参加者4名
テーマ:「ゲール語のあいさつ」

ゲール語でスコットランド文化を学ぶ会の第二回は、参加者の皆さまの要望もあり、前回の復習をしました。
テキストは前回のものを使い、じっくり会話練習をしました。はじめに2人の講師が会話を朗読し、そのあと意味と発音の確認。そして、実際に参加者の方にペアになっていただき、ロールプレイをしてもらいました。

今回は時間の余裕もあり、丁寧に教えることができたと思いますが、やはり発音を教えることは難しいですね。
それに、ゲール語の音には日本語にも英語にもないような音声もあるので、たとえ英語が流暢にしゃべれる方でも始めは戸惑ってしまうものです。そこで、講師の発音をいつでも聞けるようにしようと考えております。
それと、確かに母音の発音についてはスペルから予測することが難しいのですが、実は子音の発音は案外規則的なのです。そこで、どんな子音がどんな発音をする傾向にあるのかという簡単な一覧表を作成し、次回の会のときに皆さまにお渡しできればと思います。

今回は前回からほとんど進んでいませんが、最後に宿題として練習問題を出しました!
解答できましたら、村山までメールで提出するか、次回の会のときにお持ちいただけましたら、添削いたします。
村山のメールアドレスはお渡ししたハンドアウトに記載されております。

次回の会はすぐの9月7日(日)、16:00から2時間を予定しています。次回は出身を聞く「どこからきたのか」とその応答表現、そして所有を表す「〜をもつ」という表現を学びます。ゲール語の歌も紹介しますので、ぜひ皆さまお越しくださいませ!
(担当:新保・村山)
【第1回】 2014年 7月26日(日) 14:00〜16:00 参加者12名
テーマ:「ゲール語の概要」

ゲール語でスコットランド文化を学ぶ会の初回は、大変暑いなか12名の方々お集まりいただき、賑わいのうちに始めることができました!
まずはゲール語の呼び方、歴史と(眠たくなりそうな!)話をしました。大切な点は2点で、いつゲール語がアイルランド語と分岐をしたのかはっきりしないことと、それからゲール語の話者数のことで、2011年の国勢調査では、スコットランドのゲール語話者はおよそ5万8千人いるとされていますが、実際に話せる人はもっと少ないのではないかということでした。

後半はテキストを使った会話練習。テキストはグラスゴー大学のゲール語コースで使用されたものです。
皆さんでゲール語の会話文を発音してみると…発音が難しいですね。英語と同じく、文字と発音が一致しないので大変です。
実は、講師2人で事前に相談し、皆さんにお配りしたハンドアウトの会話文にカタカナを振らないことにしたのです。それにはわけがあり、ひとつは、講師2人のゲール語の発音がそれぞれ違っているからです(これは、適当に発音しているからではなく、2人が学んできたゲール語の方言が異なるからです!)。それと、もうひとつは、発音や文法よりも、とにかく表現を耳で聞いて、覚えて、しゃべることが大切だと考えたためです。
しかしカタカナなしで発音するのはやはり大変ですので、音についてはもう少し掘り下げてお話をしたいと思います。

最後にゲール語の歌「Fear a Bhàta」を紹介。参加なさっていたコーラス部所属の学生さんお二人の響く歌声とともに、皆さんでゲール語の歌を歌って締めくくり!

みなさま、楽しめましたでしょうか。次回は簡単な自己紹介のための表現と、ゲール語での「持つ」の表現、そして最初の山場である前置詞+代名詞の活用の説明をしたいと思います。
次回も歌があります。ゲール語の乳搾りの歌をご紹介する予定です。
前回参加なさらなかった方でも大丈夫なように復習もたくさんします。次回もぜひご参加ください。
(担当:新保・村山)

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