◆スコティッシュ・ナイト2012 & 第1回奨学生帰朝報告のご報告◆
スコティッシュナイト・2012 −Shall we Burns?−
2012年2月25日(土)浜松町のレストラン・ピガールで、バーンズの誕生日をお祝いする協会主催のスコティッシュナイトが開かれました。遠くから駆け付け参加してくださった会員のお二人が感想をお寄せくださいました。

日本スコットランド協会主催の恒例の「スコティッシュ・ナイト」を楽しみにしている会員は多く、私もそのひとりです。
当日の2月25日には会員など68名が参加し、ハギスセレモニー、バグパイプの演奏、ロバート・バーンズの詩の朗読、スコティッシュ・ダンスなど、実に楽しいひとときでした。また、元気をもらいました。

最初に、「高橋・ハワット記念奨学金」第一回奨学生、永田陽祐君の帰朝報告があり、感動しました。奄美大島出身のこの若者がスコットランドの地に生活し、学び、スターリング大学の修士号を取得したこと、そして、これから日本とスコットランドの友好関係の発展に尽くしてくれること、ささやかな奨学金が大きな果実になることでしょう。
永田さんとスターリング大学の
卒業式のDVDを見ながらの1コマ
ハギスセレモニー
「スコティッシュ・ナイト」はスコットランドの文化を知り、体験し、スコットランドやイングランド出身の人と交流できる絶好のチャンスです。今年はフィル・ギブさんとアンさん、リチャード・ドーソンさん、チャールズ・ベントレイさん、チャールズ・マーシャルさん達が参加しました。
スコッチ・ウイスキーでほろ酔い機嫌になり、バグパイプの演奏に手拍子をしたり、バーンズの詩の原語朗読を聴いたり、カントリー・ダンスを踊り、フイナーレは「Auld lang syne(蛍の光)」で盛り上がりました。また来年も楽しみましょう。
願わくは、もっと会員でない人と若者の参加が増えるよう、さらなる工夫をいたしましょう。
東京パイプバンドの演奏
フィドルとスモールパイプと
キーボードの生演奏
凍てついた2月の東京で、日本スコットランド協会主催のスコティッシュナイトに参加しました。浜松町のレストランにはなつかしいスコットランドの雰囲気が漂い、会場のあちこちにキルトで正装をした人々を目にして心が躍りました。

まずはスターリング大学で厳しい勉学に励んで修士号を取得された永田さんのご報告。若者らしくて爽やかな体験談を聞かせていただき、現代スコットランドに思いを馳せた後、いよいよ「 SHALL WE BURNS?」が始まりました。

東京パイプバンドの演奏でいきなり会場が盛り上がると、チーフテン役がぴったり決まった高橋愛朗さんによる、おごそかなハギスのセレモニー。スコットランド魂を見せていただくような名演でした。バグパイプの音色を聞くと、私の場合、わけもわからず血が騒ぐような、身体の奥で眠っていた何かが起き出すような、あるいは過去生であったかもしれないスコットランド人の記憶がよみがえるとでもいうような、なんとも不思議な気持ちになります。そしてとても元気が出るのです。エネルギー全開になったところで、スコットランド文化をこよなく愛する人々とワイン片手に談笑しました。ただし、おしゃべりに夢中になり、気がついた時にはハギスはすでにお皿から消失。次にハギスを味見できるのはいつになることか・・・。
タータンクラブの
デモンストレーション
ダンスの合い間の笑顔
大竹奏さんのフィドルと山根ご夫妻による美しい演奏をバックに、日英によるロバート・バーンズの詩の朗読が行われました。バーンズの詩からは、勇猛でありながらも情にあふれたスコットランド人の姿が生き生きと浮かび上がってきます。目で読むのとは別に、耳で詩を味わう楽しさを経験させていただきました。
その後、笑い転げながらおぼつかない足取りでスコティッシュ・カントリー・ダンス、そしていつものようにAuld lang syneで閉幕。互いに手を取りながらこの歌を歌うと、スコットランド文化を通じて皆さんと気持ちがひとつになるのを感じます。
それにしても日本人男性もキルトがとてもお似合いです。皆さん格好よくて、すっかり見とれてしまいました(笑)。
あっという間の3時間。東京にいるのを忘れるようなひとときでした。日本スコットランド協会の皆様、こんな素敵で文化的なイベントを催してくださってありがとうございました。次回も楽しみにしております。
(ハンター京子)
みんなでリール!
左側が全員男性なのは初めてです!
最後はやっぱりオールド・ラング・サイン

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