11月25日、小春日和の日曜の午後、仙川アベニューホールで、JSSコンサート第五回「スコットランドによせて」が開催されました。
ピアニストの又丸奈緒子さんを中心に行われているこのコンサートも５周年を迎え、今年は英国からリチャード・ディーキンさん（ヴァイオリン）、エマ・フェランドさん（チェロ）の素晴らしい演奏家お二人を迎えての記念のコンサートになりました。
スコットランドの作曲家の曲や、スコットランドにちなんだクラシック曲を集めて催されるコンサートは、ユニークで、演奏家自ら曲についての説明もあり、ステージで演奏家の生の声が聞けるというのも嬉しく、なかなか他には無い貴重な機会です。

コンサート風景

昨年は花の名前にちなんだ、曲を集めて、女性3人の演奏を楽しみましたが、今年はメンデルスゾーン、ハイドン、スコットランド人の女性作曲家の曲、マクミランなど幅広い曲目をヴァイオリン、ピアノ、チェロの、二重奏、三重奏、ソロで3人の音楽家たちの素晴らしい演奏を堪能しました。
私たち日本人には何処か懐かしいスコットランド民謡の調べが、著名な作曲家たちに影響を与えて、曲が作られていることなども興味深く、スコットランドに思いを馳せながら幸せな時を過ごしました。
3人の演奏家のみなさま、素敵な演奏を有り難うございました。
また、地方の会員の皆様には東京だけの開催で申し訳ない気持ちです。いつか各地で開催できる事を願っています。
スコットランド協会らしい、この催しが年を重ねるごとに、盛会となりますように、又来年を楽しみにしています。

（國田あつ子）