2012年 9月15日(土)18:00〜 参加者20名 | ||||||||
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J講演会の案内状の裏面に、【スコットランドの島のユースホステルを自転車でめぐった3ヶ月の旅】(2011年7月7日〜9月21日)と題した講師山浦正昭氏(注1)の手書きスケッチ(注2)を見て、これは聞かねばとさっそく聴講参加を申込みました。自分自身が40年前の夏、西ヨーロッパのユースホステル(以降YHと略)を宿として40日間自由旅行を経験していること、今でも自転車をほぼ毎日乗っているのが参加の理由です。
講演は9月15日(土)、東京ウイメンズ・プラザ(渋谷区神宮前)で開催され午後6時にスタート、約75分間のお話、以降午後8時30分まで、夕食の弁当を食べながら質疑応答で楽しく過ごしました。
開口一番、旅行の目的は島にあるYHに行くことと発言されました(注3)。
25歳の時に会社勤務を辞めてヨーロッパのYHを訪問し、日本巡りは26歳から開始してほぼ全域を廻られている由。 【何故、自転車で】に対しては、とにかくエンジンを使用しない移動手段を利用する為と。自転車は愛車を持参と思いきや現地で調達。自転車販売店から即渡してもらうのに、かなり交渉を要した。アバデーンが出発点・終着点で、東の島はオークニー諸島、シェトランド諸島、西はヘブリーデイーズ諸島。全路を通していえるのは、アップ・ダウン(高低差)が無いこと、交通量が少ないこと。言葉が違う(ヘブリーデイーズ諸島)、茅葺屋根のYHがあったり、城だったYH、管理人の居ないこともある等々、スコットランドのYHは、オーソドックスなYHであった。ほとんど食事の提供は無い。朝食を出したのは3割、夕食を出したのは1割であった。シーツは有料である。 話の後半は、【ピンチを助けてくれたスコテッシュ・ホスピタリテイー】でした。その一つはカードのアクシデント発生。ATM操作中にカードが使えなくなったが、声をかけてくれた彼の奥さんは日本のクレジット会社の連絡先を探り当て、電話を繋いでくれた。4時間もねばり強くサポートしてくれた。2つ目はヘブリーデイーズ諸島の北の果て、ルイス島に住んでいる日本女性と出くわしたこと。たくましく生きている日本女性の心意気にすっかり魅せられた。スコットランドの島々での生活は、北海道開拓の時代、昭和20年代後半のTVが家庭に入る前の時代に似ている。
食事は自分で作るとパワーが付く。外国旅行は英語の力が付く、即ち国際感覚が身に付く。生き方を質素・簡素にして、人間性を回復しよう。
(井ア淳一郎)
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