◆スコッツマンを読む会 活動報告 2011年◆
2011年 12月3日(土) 15:00〜 参加者7名
1)2011年9月28日付
Renewable energy “is biggest opportunity in 10,000 years”
「再生可能エネルギーは“何万年に一度のビッグチャンス”」(後半)

エディンバラ国際会議センターで開かれたスコットランド低炭素投資会議でのアレックス・サモンド首相の熱意ある開幕の辞はエネルギー分野、投資家、環境グループから多くの肯定的な反応を得た。あるものはぐずぐずしていると中国に負けてしまうと、速やかな行動を促したが、一部の人は環境維持産業は長期にわたって開発する必要があることを強調し慎重にするよう促した。
また、再生可能エネルギーが高コストであるため一部の投資家の意欲を削いでいることを警告したものもいる。環境保護団体のフレンズ・オブ・アース・スコットランドはRBSがスポンサーであることに対して抗議行動を行い、RBSを「スコットランドの石油銀行(Oil Bank of Scotland)」と呼んだ。(Oil Bank of ScotlandはRoyal Bank of Scotland のかけ言葉になっている。)

2)2011年11月4日付
SNP ‘has no plan’ for meeting 2020 vision of green energy
「SNPは環境にやさしいエネルギー2020年ヴィジョン達成“計画をもたず”」

スコットランドの機械工学学会(Institution of Mechanical Engineers)は2020年までにスコットランドの電力すべてを、風、波、太陽の力による再生可能エネルギーから生み出す目標を達成するだけの「信頼すべき戦略」がないという報告書を提出した。
また、再生可能エネルギー産業で13万の雇用を生み出すというサモンド首相の主張も一蹴している。責任者のコリン・ブラウン博士によれば「スコットランド政府は2020年目標をどのように達成しようとするかについて、詳細で達成可能な戦略を立てて公開する必要がある。」
2011年 11月5日(土) 15:00〜 参加者7名
1)2011年8月31日付
John Swinney calls halt on¬ £72m payment for trams
「ジョン・スイニーは路面電車に7200万ポンド投ずるのをやめようとしている」(後半)

エジンバラ市路面電車計画の第1段階の終点を、エジンバラ市議会の保守・労働両党議員が共同で、コストのより高くつくセント・アンドルー・スクェアではなくヘイ・マーケットまで短縮することを可決した。その後1週間もたたないうちに、スコットランド財務長官ジョン・スイニーはエジンバラ市議会が決定を撤回しない限り、スコットランド政府はそのための予算支出から手を引くと発表した。
エジンバラ市議会のSNPが投票で棄権したため、混乱に拍車をかけた。スコットランド政府の予算は以前から5億ボンドにきまっており、エジンバラ市は追加で4,500ポンドを負担することを公約していたが、これまですでに4臆7,800万ポンドが使われていたことが判明した。中心となっている建設コンソーシアムはヘイ・マーケットまでの建設費を7億3,000万ポンドに吊上げたと言われている。プロジェクトから撤退するには6億1,000万ポンド、セント・アンドルー・スクェアまでなら7億7600万ポンドが必要と言われている。

1)2011年9月28日付
Renewable energy “is biggest opportunity in 10,000 years”
「再生可能エネルギーは“何万年に一度のビッグチャンス”」(前半)

エジンバラで開かれたスコットランド低炭素投資会議でのスピーチの中で、アレックス・サモンド首相はスコットランドの再生可能エネルギー革命を、約1万年前に人類が農業を始めた時に例えて、狩猟採集から農業への変化に匹敵する「パラダイムシフト」であると歓迎した。
プロトタイプ洋上風力再生可能エネルギー支援(POWERS)計画投資がスコットランドが世界の自然エネルギーの分野でリーダーの位置につくことを可能にするだろうと語った。ガメサ(スペイン)、三菱(日本)や斗山(韓国)などいくつかの国際発電機メーカーがこのプロジェクトに興味を示している。
サモンド首相はスコットランドの経済状況を「厳しいが一時的」なものであり、このことがスコットランドの行程を変えてはいけないと言い、スコットランドの経済を育てる一方で同時に低炭素経済に移行することは可能であるといっている。また彼はスコットランドの低炭素分野で2020年までに現在の倍の130,000人の雇用が生み出されるだろうと予想した。
2011年 10月1日(土) 15:00〜 参加者7名
1)2011年6月11日付
Tsunami and royal wedding combine to slash output
「津波と王室結婚式はともに生産を急低下させる」

英国王室の結婚式で祝日休日が続いたことと、日本の津波は全くかけ離れているように思えるが、ともに英国の製造の急低下を引き起こし、2012年までの金利凍結の予想を強めた。祝日、休日の続いた4月の英国の産業生産は1.7%下落し、2年間で最も急激な落ち込みを示した月となった。
英国のいくつかの自動車メーカーは日本の地震と津波の結果、サプライ・システムに打撃を受け、生産レベルを下げた。トヨタはグループの年間利益は予想を上回る35%の下落を予測した。イングランド銀行は英国の主要ないくつかの貿易国の経済減退と国内需要の弱まりの兆しを、永続的な高インフレに対する懸念よりも優先させ、連続して27カ月目も金利を据え置いた。

この記事で”Manufacturers now appear to be finding life more challenging as stock rebuilding wanes and tighter fiscal policy weighs down on domestic demand”のstockを「株式」ととるか「在庫」とするかで活発な議論になりました。
また「連休がつづいた」とは、イースターの休日は22日(金)から25日(月)までと、王室結婚式29日(金)を休日としたことで、その後の土、日をはさんで5月2日(月)がメーデーの休日で、4連休が2週続いたことを言っています。

2)2011年8月31日付
John Swinney calls halt on¬ £72m payment for trams
「ジョン・スイニーは路面電車に7200万ポンド投ずるのをやめようとしている」(前半)

2008年に2月29日付のエジンバラ市の路面電車工事が始まり、シャンドウィック・プレイスやプリンシーズ・ストリートが閉鎖され大混乱、という記事を以前読みました。

このエジンバラ市路面電車計画の第1段階の終点を、エジンバラ市議会の保守・労働両党議員が共同で、コストのより高くつくセント・アンドルー・スクェアではなくヘイ・マーケット にすることを可決した。その後1週間もたたないうちに、スコットランド財務長官ジョン・スイニーはエジンバラ市議会が路線をヘイ・マーケットで終わらせるという決定を撤回しない限り、スコットランド政府はそのための予算支出から手を引くと発表した。財務長官の介入は経済界のトップと、エジンバラ市議会でSNPと連立している自由民主党には歓迎された。しかし野党の労働党は、スイニー長官の介入は路面電車計画を「妨害」している、またSNPがスコットランド議会とエジンバラ市議会で矛盾した行動をとるのは馬鹿げていると非難した。(SNPはエジンバラ市議会での決議では棄権している。) 
2011年 9月3日(土) 15:00〜 参加者7名
1)2011年8月3日付
Sales down by tenth as slump grips Scots housing
「不況がスコットランドの住宅業界に影響を与え、販売が10分の1も減少」

スコットランドの今年4月から6月の間の不動断の販売総数は16,947件で、前年同期に比べ10.8%落ち込んでいる。住宅平均価格は0.4%上昇し、153,820ポンドになった。住宅販売の総売上額は10.5%落ち込み、26億ポンドを少し上回る程度だった。エディンバラの不動産販売件数は1,867件にのぼり、スコットランドでは一番多かったにも関わらず10.4%も激減した。

雇用の不安定、住宅購入の際に求められる巨額の保証金(deposit money)の存在が、こうした販売の落ち込みの説明となる。 これらの数字に議会から、スコットランド、UK の政府は住宅ローン業者と建設業者と話し合い事態の改善を検討すべきである、金融業者は買い手の利用しやすい住宅ローンを準備していないなどの非難が巻き起こっている。これに対しスコットランド政府広報官は「スコットランド政府は一般人の手の届くような家を地主たちが建てられるよう何百万ポンも投資している。また買い手のためには《初めての買い手のための低価格構想(LIFT)》や共同所有権計画などを活用し援助している」と言っている。
2011年 8月6日(土) 15:00〜 参加者8名
1)2011年5月31日付
Scotland wants German-style nuclear shutdown, says SNP
「スコットランドはドイツ型原発停止を望む」とSNPが語る(後半)

ドイツ連立政府が2022年までにすべての原発を閉鎖するという計画を発表したあと、スコットランド国民党政府は、2020年までにスコットランドの電力需要の100%を再生可能エネルギーから産出するという新目標を設定した。
スコットランド保守党は、「再生可能資源によって全電力を再生産できるという確信をSNPが与えられないのなら、原子力の排除は無責任だ。」と主張した。
労働党は、党自身も再生可能資源の分野にコミットしているが、「再生可能エネルギーをどこから得るのか、2020年までに再生可能資源に100パーセント依存するという野心的な目標をどのように達成するのかという疑問に対し、SNPはまだ説得力ある回答を提出していない。いかにこの目標を充足させるかを語るのは政府の責任である」といっている。

・今回学んだ英語
The German decision owes more to internal politics and a strategy to maintain the coalition government on the country
という一節でto maintain 以下はinternal politics には冠詞がなくstrategy の前にのみ冠詞a があるのでto 不定詞はstrategy だけにかかることがわかります。

2)2011年6月29日付
Mystery of Rebus author sculptures
「リーバス警部作者の彫刻のミステリー」

最近、エディンバラのフィルムハウス・シネマやスコットランド国立図書館、スコットランド詩の博物館などに作者不明の紙の彫刻が置かれているのが見つかっている。これらの作品の制作者についての手がかりはリーバス警部の生みの親のイアン・ランキンのようだ。フィルムハウスに置かれていたのは映画館のミニチュアで、観客席にはイアン・ランキンがジュカーズのビールを飲んでいる。国立図書館にはリーバス・シリーズ最後の作品であるExit Music の本から切りだされた蓄音機と棺桶の模型が残されていた。

スコッツマン紙にはこの謎の作品の写真が掲載されていないので、ネットでこちらを見つけました。
2011年 7月2日(土) 15:00〜 参加者8名
1)2011年6月3日付
Royal Marines set to quit Scottish base
「英国海兵隊、スコットランドの基地から撤退の予定」

大々的な英国軍の再編の一環として英国海兵隊をスコットランドのアーブロースの基地から退去させるかもしれないと国防省が明らかにした。4-5特殊部隊をエクスムアとプリマスの海兵隊「本拠地」へ移転させる案は現在のところ可能性が大きい。
政府筋は防衛力の削減が、独立を問う国民投票に影響を及ぼすのは間違いないと考えている。SNPが2014年か2015年の国民投票に向けて着々と足場を固めているなかで、スコットランドにおける軍事規模の縮小によってイングランド―スコットランド統合にひびが入ると考えている議員もある。
国防省筋が明らかにしたところによると、連立政権は、自分たちがスコットランドにおける軍事規模を拡大したと言えるようにしたいと思っている。
4-5特殊部隊はもともと英国がソ連の脅威に対抗できるようにするため、おもに北極圏での訓練を目的としてノルウェー近くに拠点を構える必要が有り、アンブロースに移されたので、スコットランドにおけるこの部隊の存在は、冷戦時代の遺物であって、戦いの場が中東に写ってしまった時代にあっては、もはや必要がないとみられている。

2)2011年5月31日付
Scotland wants German-style nuclear shutdown, says SNP
「スコットランドはドイツ型原発停止を望む」とSNPが語る(前半)

日本の福島における3月の大災害の後、自信と津波が引き金となった爆発のあとでドイツ中に沸き起こった反原発の高まりを受けて、ドイツ連立政府のたてた2022年までにすべての原発から段階的に撤退するという計画は、ドイツが議論の多い原発というエネルギー形態に見切りをつけた国の中で最大の工業国であることをしめしている。
ファーガス・ユーイング スコットランド・エネルギー相は、「ドイツ政府の発表を歓迎する。この発表は原発関連の危険性への理解を深める。スコットランドはコストのかかる新世代の原発を必要としない。その代わり再生可能エネルギー発電所となる理想的な立場にいる。
「我々SNPが2020年までに、スコットランドの電力需要の100%を再生可能エネルギーから産出するという新目標を設定した・・・。」と語った。
しかしスコットランド保守党のエネルギー問題スポークスマンのジャクソン・カーローは2020年までにスコットランドにある原発が閉鎖されるなら、スコットランドはイングランドから原子力を購入せざるをえないことになるかもしれない、と語った。
2011年 6月4日(土) 15:00〜 参加者7名
1)2011年6月4日付

「スコットランド選挙:将棋倒しとなって、政界地図は黄色になった」

5月5日のスコットランドの選挙ではアレックス・サモンド氏の率いる国民党は23議席増の69議席を獲得しました。スコットランド議会では65議席が過半数なので国民党は単独過半数の議席を確保したことになります。英国の政党は政党色(比喩的なものでなく)があり、スコットランド国民党は黄色、保守党は青、労働党は赤、自由民主党はオレンジと決まっているので、この選挙結果を地図に示すと「黄色になった」のです。
本文中の “. . . could be an historic night.” はミスではなく、英国では普通に行われる表記だそうです。

2)2011年5月7日付

「アレックス・サモンドの勝利演説」

まとめにくい演説ですが、「スコットランド経済の回復、経済的権限強化、法人税の権限委譲、雇用の確保、などには他党の支持が必要であり、野党とも協力して行きたい。石油とガス資源に関してはできなかったけれども、(波力発電、潮流発電のような)再生可能な海洋資源からスコットランドが利益をえられるようにするためにクラウン・エステート・コミッションのコントロールにあたっても他党の支援を受ける。我々は偉大な栄光に彩られた過去に執着しているのではなく、未来と実現の可能な夢に目を向けている。国民の希望を実現し、希望を注意深く前身させ、国に誇りを持たせたい。」

もっとも難航したのは” . . . so as Scotland gets the benefit of its vast renewable wealth of offshore resources . . .” という文でした。新メンバーの河野さんがアバディーン大学の恩師に問い合わせてくださって、renewable wealth of offshore resources は波力発電、潮流発電を意味すること、So as はスコットランドではso that の意味でよく使われることが分かりました。
2011年 3月5日(土) 15:00〜 参加者6名
1)2011年1月28日付
Scots blamed for 'racism' of Korean footballer
「韓国サッカー選手の「人種差別」発言のことでスコッツが非難された」

2011年アジアカップ準決勝で、セルティックのスタープレーヤーのキ・ソンヨンがゴールの後、日本のファンに「猿顔」のジェスチュアをした。これは日韓両国ともに日本人を嘲笑するものとして解釈され、日本人ファンから非難が集中した。
キ選手はこのジェスチュアは日本人に向けたものではなく彼がセルティックでプレーするとき、対戦相手のファンたちにいつも猿とよばれたので、このような人種差別的な発言をする人々を対象としたものだと言った。セルティックのサポーター・クラブの会長はキ選手の主張を擁護して、人種差別は依然としてスコットランドにおける問題であり、セルティックの対戦相手はキ選手に対して"誰が、すべての犬を食べた?"と歌ったり、飢饉の歌を歌って侮辱したりしたではないか、また中村俊輔選手も人種差別の嫌がらせを受けていたと語った。
キャンペーン・グループの「人種差別にレッドカードを」は、キ選手は日本のファンへのジェスチャーをしたことで人種差別の罪を犯していたし、キが自分自身の行為への批判をそらすために、スコットランド人のファンを攻撃していることを非難する、と語った。

「人種差別にレッドカードを」Show Racism the Red Cardサッカーのトッププレーヤが中心となって人種差別をしない教育する運動の団体。 http://www.srtrc.org/
「飢饉の歌」The Famine Song:レンジャーズのファンが主にセルティックのサポーターを馬鹿にして歌う歌で、ザ・ビーチボーイズのSloop John Bの替え歌。http://en.wikipedia.org/wiki/Famine_song

2)2011年1月31日付
Adam Smith's Edinburgh home 'could be left to lie derelict'
「アダム・スミスのエディンバラの家が『荒れたまま放置される可能性がある』」

エディンバラのオールドタウンにあるパンミュア・ハウスは17世紀の建物で、アダム・スミスが晩年の12年間をここですごしている。ヘリオット・ワット大学が経営大学院の施設にするためこれを買い取り、300万ポンドの予算でビジネス・会議の新センターにする改修計画を提出した。
この建物の中には歴史的興味をそそるものはほとんどなく、現存の二階建ての建物にガラス張りのアトリウムの立て増しをする案を含む大学のプランは、この歴史的建物を復元する最良の機会であると、エディンバラ市議会計画員会はこの改修案を承認した。春にはエディンバラ市の公式の査問があるが、ヒストリック・スコットランド、エディンバラ世界遺産、スコットランド建築遺産協会がこの計画を白紙に戻すべきと要求している。
エディンバラ計画委員会はこの改修案が拒否されるならば、パンミュア・ハウスは多年の荒廃に直面することになると警告し、ヒストリック・スコットランドを頑迷であると非難した。

改修案については以下のサイトが詳しいです。http://www.ekjn.co.uk/project_pages/panmure_exhibition.htm
2011年 2月9日(土) 15:00〜 参加者6名
1)2011年1月1日付
Domestic violence hits peak at New Year as couples cooped up at home
「家庭内暴力は、カップルが家に閉じこもる元日に最多となる」

スコットランドでの家庭内暴力の犠牲者は正月期間の辺りで最も危険にさらされる。従来からクリスマスは家庭内での喧嘩や虐待が最も多くなる時期と見られている。しかしストラスクライド警察は、元日の暴力発生件数は、クリスマスおよびボクシングデーの2倍、それ以外の日の3倍に上ることを明らかにした。管内では家庭内暴力が通常一日に60件くらい発生しており、これがクリスマスイブ、クリスマス、ボクシングデ−には80-90件に増え、元旦には170件以上に跳ね上がる。ロジアン・アンド・ボーダーズ警察も同様の傾向を認めている。
ホグマネーを盛大に祝うスコットランド特有の習慣からこの記事のような状況が発生するのだろうというメンバーの感想でした。ストラスクライド警察はスロットランド最大の警察でグラスゴーに本部があり、署員7500名。 ロジアン・アンド・ボーダーズ警察の本部はエディンバラで、署員3000名。慈善団体のホワイトリボンは、女性、妊婦、胎児を守る団体。

2)2011年1月6日付
Gerry Rafferty tributes: 'Music world has lost a true genius'
「ジェリー・ラファティーへの弔辞:音楽界は真の天才を失った」

スコットランドの生んだシンガーソングライター、ジェリー・ラファティーが1月4日に63歳で亡くなりその早すぎた死に多方面からの追悼の言葉が送られた。
彼はロンドンの地下鉄で大道芸人として腕を磨き、その後Billy Connollyと出会い、ロックバンドThe Humblebumsを立ち上げたが、1971年にConnolly とたもとを分かち、Stealers Wheel を結成した。1972年にヒット作In the Middle with You を発表。外にヒット作はBaker Streetがある。彼がアルコール中毒であったことは広く知られている事実で、11月に肝不全で入院し不帰の客となった。ペイズリー出身なので葬儀はペイズリ−で1月末に行われる予定。
2011年 1月8日(土) 15:00〜 参加者6名
1)2010年9月28日付
500 years of history wiped out in seconds as Scone Palace archway is demolished by van
「バンがスクーン城の門を壊し、500年の歴史が一瞬のうちに消滅」

スコットランド王の戴冠式のスクーンの石で有名なスクーン城のアーチ門は、城の現存している最古の部分で500年の歴史があるが、庭園で週末に催されるイベントに使用される大天幕を撤収しに行くところだった業者が、アーチの高さを見誤りバンを激突させ、アーチ門全体が崩壊し、がれきの山と化してしまった。
城を運営しているマンスフィールド不動産の社長は「このような貴重な記念物であり、スコットランド史上重要なものがこうした形で破壊されてしまったことに私たちは衝撃を受けている。目下ヒストリック・スコットランドから助言を求めているところで、建築保存専門業者がアーチ門の残っている部分を、できる限り早急に調査し復元するように手配した。」と語った。
JSSの旅行で何度もいったスクーン城の城門が不注意で壊れてしまったのは、私たちにもショックです。上のURLからアーチ門の惨状を見られます。でも日本の文化遺産とちがって石造ですので修復も容易なのではないでしょうか。

2)2010年10月23日付

「ランボーからホビットへ:スコッツの俳優が小人を演じて大役が予想される」

世界的に大ヒットした映画「指輪物語」の前編、J. R. Tolkienの「ホビット」が近く映画化される予定で、スコッツのベテラン俳優、グレアム・マクタヴィッシュ(Graham McTavish)が13人のドワーフのうちのドワーリン役に指名された。
マクタヴィッシュの名前はよく知られていないかもしれないが、彼の顔はスコットランド人にはなじみのはずである。グラスゴー生れで現在はロスアンジェルス在住の48歳、スコットランドの舞台や、「24」、「CSI:マイアミ」「宇宙船レッド・ドワーフ号」などのテレビ、映画「ランボー 最後の戦場」など多くの作品に出演している。スコッツマン紙の映画評論家はこの作品に出演することでマクタヴィッシュへの注目度はかなり上がるだろうと述べている。
監督は指輪物語三部作のピ−ター・ジャクソン、主人公のビルボ・バギンズはマーティン・フリーマン。2012年上映予定。制作費5億ドルと言われている。

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