◆陽春のアイリッシュハープの調べ◆
陽春のアイリッシュハープの調べ
JSSの会員、アイルランドの伝統楽器「アイリッシュハープ」奏者の菊地恵子さんが2月の「アイリッシュハープを楽しむ」コンサートの好評につづいて「陽春のアイリッシュハープの調べ」を開催しました。

今回のアイリッシュハープコンサートでは、金属弦ハープ、吟遊詩人ハープ、アイリッシュハープ「2種類・ナイロン弦とガット弦(ケルト文様)」でアイルランド、スコットランド、ウェールズ、ブルターニュ、イギリスの曲の中から、伝統的な曲や皆様の良くご存じの曲を演奏致しました。アイルランドの曲だけでなく、スコットランド、ウェールズと幅広いケルト圏の音の世界の雰囲気を味わい、楽しむことができた様です。居心地の良い環境の中でのハープの演奏は、癒しのひとときにもなったと、好評をいただきました。

アイルランドやスコットランドを訪ねた時の旅の話も交え、4種のハープの音色と音楽の違いを楽しみ、独特の装飾音の入れ方やアレンジが勉強になったという意見や、ハープや音楽との触れ合いが出来るアイルランド音楽のツアーも実現出来たらという意見もありました。ハープにこんなに種類があると初めて知ったとの声も聞かれました。

アンコールの後に「また、近いうちにお会いしましょう。」という希望を込めて、皆様と「蛍の光」を歌いましたが、演奏者と聴衆との一体感が生まれてとても楽しみ喜んで頂けました。他に、展示された「アイリッシュハープの歴史と発展」の6枚の写真パネルは、残念ながら時間の関係で詳しい説明は出来ませんでしたが、普段あまり触れる機会が少ないアイルランドやスコットランドやウェールズの楽器・文化を知ることが出来、興味深かく感じて頂けました。

久しぶりに私のハープを聴いて下さった方が「音楽がすごく変わった。」とおっしゃって下さいました。それぞれの「音」の表情がとても感じられ、私の音楽をハッキリ表現出来るようになって、益々喜びを感じています」
(菊地恵子)

Home
Copyright 2002 The Japan-Scotland Society All right reserved ©