12月4日JSS主催の『第四回スコットランドによせて〜』が、京王線仙川アヴェニュー・ホールにて開催されました。
今回は、会員の又丸奈緒子さんを中心に活動している、ピアノ・バイオリン・チェロの３重奏の演奏です。

コンサート風景

まず館長の小西氏がこのコンサートのために特別に選んでくださったというカリオンでのスコットランド民謡がホールに鳴り渡り、コンサートの始まりを告げ、演奏が始まりました。

１曲目のオズワルドの「季節に寄せる旋律」の曲名の「サンザシ」「スイセン」「アザミ」の写真の載ったプログラムも大変美しく、シュヴェルの「５つのスコティッシュ・ダンス」はスコットランド特有のリズムやストラスペイも交え、聞いたことのある旋律が時折聞かれ、ヴァラエティに富んだ楽しい曲集でした。

マグワイアの「エレジー」はチェロとピアノの演奏、ここでも「ロンドンデリーの歌」などが聞こえ、情感豊かに演奏されました。
休憩をはさんで、トーヴィの「ピアノ３重奏」は、ブラームスを思わせる重厚な大曲で、今まで絶版になっていた楽譜がこの演奏会をきっかけに、本国で再出版されることになったとか。
まさに、スコットランド尽くし、他では絶対聞けない協会ならではの貴重なプログラムに堪能しました。
また、３人の演奏家がいろんなエピソードを交えながら、曲の説明をしてくださったので、生の声が聴けて、一段と身近に感じられ楽しいコンサートになりました。

会場には会員の他、BCCJ会頭のPhil Gibb氏・セントアンドリュース協会会長のRichard Dawson氏をはじめ多数の顔が見られ、懇親を図ることが出来ました。
最後に、あそこでバグパイプふけたらいいなあ・・・・と思いお客様全員笑顔の中終焉となりました。

（山根篤）

リハーサル中

出演者の皆さん