スコットランド・フェスティバルが、今年も7月10日〜11日ホテル・グリーンプラザ白馬にて開催された。
前2回はバグパイプバンドの演奏・ダンスのデモと体験を主体に1日目夜と2日目午前中スコットランド文化体験が繰り広げられたのであるが今回は、全館貸し切り「スコットランド好きしか参加しない」というありがたい環境を与えられ、スコットランドファンも、また、あんまりご存知ない方にもスコットランドに存分に浸っていただく事の出来るチャンスとなった。

音楽関係を担当することとなり、フェスティバル・オフィシャル・パブを開催することを企てた。
音楽に浸りたい方、踊り疲れた方、文化を通して国際交流を図りたい方が集い、「スコットランド　みんなが楽しい！」をテーマに、スコットランド伝統音楽コンサート、ウイスキーテイスティング、ハギスセレモニーを交えて、ショーを進めた。途中、NBS長野放送の「土曜はこれダネツ」の生放送にも出演した。最後は、イギリスのパブさながらのミュージックセッション（全ミュージシャンが参加して大合奏へと膨らむ）&オールドラングサインとなり大盛況の中、初日の幕を閉じた。

2日目は、各フロアーで目覚ましパイパーの奏でるバグパイプの響きで穏やかにお目覚め！
たたき起こされて血圧が上がった方には大変失礼。9時、Neilston & District Pipe Band 6名と我らが東京パイプバンド16名の大合奏によりスタート。体験ダンスやハープコンサートを経て, 最後は、ミリタリータトゥさながらのパイプバンドでハイランドラディー全ソロダンサーが踊った。今回、この観客と演奏者が一体となる瞬間が共有できたことは非常に大きかった。興奮さめやらぬまま12時に全プログラムを終了した。

総合司会は映画監督＆俳優のMartin Burns氏
ハイランドダンサーズ、ビリーフォーサイス先生率いる4人の若いダンサーたち
バグパイプバンド Neilston & District Pipe Band Iain MacDonald 他5名
ウイスキーテイスティングは元ウイスキー大使の Charles Marshall 氏
スコティッシュハープ　Silva Silvalum 寺本さん・木田さんご夫妻
ケルト（スコットランド、ブルターニュ、アイルランド）音楽
KAAZ Celtique 大竹さん・山根（私ども）
クラシックギターソロ　山口亮治さん
サクソフォンクルーの皆さん
東京スコティッシュブルーベルクラブ・東京パイプバンド

また　St.Andrews　協会からも、Phil Gibb 氏ご夫妻、Charles Bentley ご夫妻にご参加頂き、在日スコットランドの皆様も日本でスコットランドを愛する同士としての2日間の濃密な時間を共有でき楽しんでいただけたことは、白馬作戦大成功でした。
今回東京新宿からのバスは8台（約250人）、名古屋、大阪からも各1台（それぞれ約30人）、ほかに車や電車で来た方を含めて約400人、そして関係者、招待客を入れると約500人の参加があったそうです！
すでに私のところには、来年に向けた新しい企画や改善点がどしどし寄せられておりイベントの成功を実感していることと来年のイベントへ期待をひしひしと感じております。
今年ご都合が悪く参加できなかった皆様も、来年も開催を予定しておりますので是非お楽しみに！

（山根篤）

以下参加された会員の方の感想です

川口　實さん：
ほぼ満席の40名を乗せバスは新大阪を離れた。会場のホテルに着くと、すでに大勢の参加者で華やぎ、間もなく始まるイベントへの期待と高揚感が伝わってきた。定刻を待てぬかのように館内に響き渡るパイパーの入場により、深夜に及ぶイベントがスタートした。プログラムが二日とも多彩に溢れていたため選択を余儀なくされたが、私の見た限りではどのプログラムも多くの聴・観衆を集めていて、出演者ともども楽しんでいるようであった。このフェスティバルと共に、多少のリゾート気分をも味わうことが出来て、私にとって実に満足な週末だった。

島　雅昭さん：
スイスアルプスかと見紛う広大なホテル・グリーンプラザからのバグパイプとスネアドラムのカン高いサウンドに、私は到着即興奮状態。エイシェントゴードンキルトに夜会スタイルと着替るのもあたふた！パイプやダンスで旧知のメンバーに歓声で迎えられ、そしてダンス旧友で、奥さんを亡くされた小林くんにもお悔やみを伝えることができた。20年ぶりのビリー・フォーサイスさんに若い写真を見せて、イベントに突入！あとはビール、ウィスキー、ダンス、パイプサウンド三昧。夢見のうちに終了。記念のキルトピンをニールストンのパイプメジャーから頂いた。感激のイベントであった。

新宿駅で集合	JSSブース
長野放送生出演	テイスティングし……
ウイスキーテイスティング	ハギスセレモニー
ハイランドダンス	東京スコティッシュ
ミュージシャンに	最後はいつもの……