2010年11月14日、「スコットランドによせて」のコンサートが開催されました。ピアニストの又丸奈緒子さんとJSS三村美智子さんとの偶然の出会いから始まったこのコンサートも今年で３回目。今年はJSS誕生25周年を記念して協会にとって大切なお二人の名前を冠した高橋・ハワット記念コンサートとなり、JSS会員の又丸奈緒子さんのピアノと春日保人さんのバリトンという、素晴らしい演奏家お二人の贅沢な共演になりました。

スコットランドに焦点を当てたこのようなコンサートはJSSならではの企画で大変楽しいものでした。このような形で音楽を紹介していただくと、スコットランドの作曲家や詩、作られた時代背景など、スコットランド好きにとっては、よりいっそう興味の幅が広がりました。

すらりとした細身の体からどこにこのエネルギーが秘められているのかしらと思う繊細でパワフルなピアノの又丸さんは英国に留学されて音楽を学ばれている中で、スコットランドの音楽や音楽家に興味をもたれたと伺いました、興味深い英国の音楽を紹介して下さっています。のびやかな素晴らしい声の持ち主の春日さんはで専門がバロック音楽、アンサンブル・ソナールカンタンドというバロック音楽のグループを率いて活躍なさるほか、オペラなど個人としても広く活躍されています。

楽しい選曲と演奏をありがとうございました。遠方にお住まいで参加できなかった全国のスコットランド協会員の皆様には申し訳ないと思いつつ素敵なひとときを楽しませていただきました。

（國田あつ子）