◆スコッツマンを読む会 活動報告 2008年◆
2008年 12月6日(土) 参加者10名
1)2008年10月24日付
Show must go on - but search for new Fringe boss put off indefinitely
「ショーは今後も続けなければならない。しかし、フリンジの新らしいボス探しは無期限に延期」

今年の8月のエディンバラ・フェスティバルではフリンジのチケット販売のシステムエラーが原因で、大量のオヴァーブッキングやチケット売り場での行列や混乱が発生しフリンジチケットの売り上げが8年ぶりに10%落ち込みました。ジョン・モーガン理事長は責任をとって辞任しましたが、その後任者の人選がずるずると延期されています。
この記事の中に”outwith the festival” という語がでてきます。コンサイスの英和辞典などには出てきませんがスコットランド語でbeyond,outside と同じ意味です。エディンバラ市市会議員の発言の引用に出てきますので、スコットランド語が公的な立場の人も普通に使い表記される言葉なのだということがよくわかります。

2)2008年10月25日付
Banks begin to squeeze life out of middle Scotland
「銀行はスコットランド中道派の息の根を止めようとし始めている」

金融危機にあってスコットランドの銀行が、貸し渋り、金利の引き上げ、借り越し手数料の値上げ等で「借り上げコストを顧客に転換」しようとしている事実をワイン商のケニー・ヴァノン氏とRBSの関係を例にして述べています。小企業セクターはスコットランドにある280,000の企業の99%を占め、190万人を雇用しており、スコットランド経済の重要部分ですが、顧客からの支払いの遅延、取引量の落ち込みに加えて銀行金利の上昇の打撃をうけています。またスコットランドとスカンジナヴィア合弁企業であるフォスコットが計画した、10億ポンドの紙パルプエネルギー工場建設の予定も資金不足と更なる投資の可能性が見込めないため白紙にもどされました。
見出しの Banks begin to squeeze life out of middle Scotland の中の middle Scotland を「中部スコットランド」と訳したところ先生から疑問が出て宿題となりました。
2008年 11月1日(土) 参加者8名
1)2008年10月1日付
Guarantee all savings, Salmond urges Darling
「すべての銀行預金の補償を、サモンドスコットランド首相がダーリング蔵相に促す」

スコットランド首相アレックス・サーモンドが急遽ロンドンに飛び、ダーリン英国 財務大臣が野党の財務担当者との会談に参加し、信頼回復のため英国銀行金融機関のすべての貯蓄を保障するよう迫りました。前日にはアイルランドが315億ポンドの 資金を投入しすべての銀行預金を保護するという2年にわたるスキームを発表し、それを受けダブリン証券所の主要インデックスはすぐに回復しました。財務大臣が影の 内閣の事務担当者たちに会う予定があると聞いて、サーモンド氏はこの会談 に参加し アイルランドのあとに続くよう要請しました。この行動にサーモンド氏のスポークスマンは否定しましたが、サーモンド氏が財務大臣の会談予定をハイジャックしたという見方をするものが一部にあったようです。英国政府統計局の発表によると63四半 期続いた英国経済成長がゼロ成長に転じました。来月は世界的不況がスコットランド経済に及ぼした影響についての記事を読みます。

2)2008年10月3日付
A 60-year-old scandal, an eminent botanist and a plant that was planted
「60年間のスキャンダル、著名な植物学者と植えられた1本の植物」

元ニューカースル大学教授のジョン・ヒスロップーハリスン(1881〜1967)は、1940年代にヘブリデス諸島で科学調査の指揮を取り、その際ルーム島で希少 な北極圏高山植物が自生しているのを発見したと主張しました。しかし彼の生存中か らこの発見には疑問がくすぶっていました。1999年にKarl Sabbaghが“ARum Affair: A True Story of Botanical Fraud”を出版しこの発見は捏造であると発表 しましたが、事実無根の説であると学会から非難を浴びました。
しかし最近になって 自然史科学博物館から新たに資料が発見され、この60年間にわたる植物学会のスキャンダルに終止符がうたれました。
この記事でIsle of Rum とかかれている島はRhumと綴られることもあるのでカタカ ナ表記は「ルーム島」となりました。また記事のタイトル”A 60-year-oldscandal,…a plant that wasplanted”のplant には「前もって仕組む」という意味もかけら れているのでしょう。日本にも「神の手」と称された考古学者がいたことが想起され ました。記事の導入部分でヒスロップーハリスンの発見が「スコットランド島嶼部に氷河期は波及していたのか」という議論を引き起こしたと言及しながら、この論議の 具体的な内容には触れていないのは物足りない感じがしました。
2008年 10月4日(土) 参加者8名(見学者1名)
1)2008年7月26日付
The Battle of Bannockburn 2008 may be a lost cause
「2008年のBannockburnの戦いは負け戦か」

1314年のバノックバーンの戦いは、ロバート・ブルースがエドワード二世率いるイングランド軍に対してで大勝利を収めた、スコットランド史でもっとも有名な戦いです。
しかしその戦場跡地が建築業者による開発の脅威にさらされているので、スコットランド・ナショナル・トラストは、バノックバーンの景観が開発によって非常に危険にさらされているのでこれを保護するには早急な行動が必要であると語っています。
またヒストリック・スコットランドは、国として重要な戦跡地は開発計画の全段階において十分に考慮されなければならないが、バノックバーンは学会と歴史家が戦跡の正確な位置に関して分裂しているので、保護するにあたっては問題があると警告してきたといいます。
 バノックバーンは皆行ったことがありますが、日本人の目から見ると景観が危険なほど住宅が立て込んでいたようにはみえませんでしたが、スコットランド基準では危険なレベルだったのでしょうか。

1)2008年9月2日付
Sectarian thugs beat Neil Lennon senseless hours after Old Firm match
「セクト主義者の暴漢がレンジャーズとの試合の数時間後にニール・レノンを襲撃し意識を失うまで殴打した」
元セルティックのキャプテンで、現在はこのチームのコーチである二ール・レノン(37才)が中年の白人男性2人の暴漢に襲われて、意識を失うまで殴られました。
カソリック教徒であるレノンがこれまでにも「セクト主義者」の攻撃を受けたのは初めてではありませんでした。反セクト主義団体 Nil By Mouth は「この事件は社会のあらゆる階層、学校職場、地域のパブ、街路、フットボールの観客席でセクト主義が日常的に行われていることを示している。身体的または言語によるセクト主義を撲滅する活動を今後も続けて行く必要がある」と主張しています。
この記事を、単にスコットランドのフーリンガンは乱暴だなと読んではいけないのでした。なぜレノンがこのように執拗な攻撃を受けたのか。単に彼が攻撃的なプレーヤーだったからではなく、北アイルランド出身のカソリックだったからで、度重なる自国のファンからのブーイングと、2003年には「殺すぞ」という脅迫があったので、北アイルランドの代表チームへの参加を退き、ユナイテッド・アイルランド・チームができれば、それに参加したいと言っていました。この発言がセクト主義者をいっそう刺激したようです。
この記事は短いのですが、いろいろ勉強することがありました。タイトルにあるOld Firmは「グラスゴーを本拠地に置き、ライバル関係にあるセルティックとレンジャースの2チームのことをいいます。Nil By Mouth は1999年に反セクト主義運動のためにグラスゴーに作られた慈善団体です。また記事の中のLoyalistsも王党派ではなく「英国帰属主義者」「北アイルランド・プロテスタント」と理解する必要がありました。
2008年 9月6日(土) 参加者6名
1)2008年7月31日付
Scots pushed into fuel poverty by huge price rises
「料金高騰によりスコットランドの人々は燃料貧乏に追い込まれる」

家庭用の燃料供給会社としては英国最大の英国ガス社British Gasが、ガス料金35%、電気料金9%の値上げを発表しました。この発表が今年になって2度目の値上げであり、直前にはEDF社の値上げがあったこともあり、スコットランドの「燃料貧乏」の世帯数は70万から86万に増加し、5軒に2軒の割合となるため、与野党を問わずガス会社に非難が集中し、今こそスコットランドが英国からエネルギー管理を引き受けてもよい時期という議論もおこっています。
また、英国のガスは2000年以来ヨーロッパで一番安かったのに、北海の天然ガスがあるにもかかわらず、2004年には純然たる輸入国となり、British Gas社は「英国の安いエネルギーの時代は終わり、世界的なエネルギー時代に突入したのは動かしがたい事実である」と言っています。

この記事を理解するにはまず fuel poverty を調べる必要がありました。
「燃料貧乏」fuel poverty は英国のBrenda Board が著書「Fuel Poverty(1988)」で立てた新しい概念で、住居を適度な温度(日中の居間で21℃、その他の部屋が18℃に)保つための光熱費が収入の10%以上を占める世帯と定義されます(Wikipedia 他)。原油高がまず暖房費の増加に結びつくのは、やはり英国が寒い国であるからでしょうか。
また、「冬季の燃料支払いが・・・80歳以上の人にとって300ポンドから400ポンド上昇するだろう」という一文には、日本ではこういう区分けはしない、という感想が出ました。たしかに「家族4人の平均的世帯で」という言い方はしても家計の負担を80歳以上だけを特にえり分けて示すことはあまりしないように思いました。
2008年 8月2日(土) 参加者9名
他のクラブは夏休みですが、スコッツマンを読む会は暑さにめげず実行です。

1)2008年7月3日付
Ban on 'Queen's tartan' sales over breach of copyright law
「著作権法に違反した『女王のタータン』販売の禁止」

読書会、スコットランドを語る会に続いてスコッツマンを読む会でもタータンが取り上げられました。エジンバラの民事高等裁判所でIsle of Skye Tartanの権利所有者がインド系の一家の経営する企業Gold Brothersを、無断でこのデザインを使用した中国製キルト、スカーフ、ひざ掛け毛布などを販売していたと訴えた件の裁判があり、被告にこのデザインの商品の製造販売輸入輸出を禁じる命令がだされました。Gold Brothers は、エジンバラ、グラスゴーなどにいろいろな名前でいくつもの店を経営していて、エジンバラの中心街だけでも20の店舗をもつ新興企業です。
スカイ島タータンは1992年に制作されたディストリクト・タータンですが、エリザベス女王が1999年のスコットランド議会開会式で着用していたので人気が上昇しました。今月のお当番がそのときの写真を持ってきてくれましたが、グレーか藤色のスーツの肩から後ろにマントのようにかけたサッシュがこのタータンでとても素敵でした。

1)2008年7月5日付
When is a crisp not a crisp? When it's a Pringle, says High Court judge
「ポテトチップがポテトチップでないときはいつ?プリングルの場合です、と高裁判事がいいました」

ニットのプリングルではなくアメリカのP&G社のスナック菓子のプリングルについてです。高等裁判所でプリングルはポテトチップではないという判決がおり、17.5%のVATがかからなくなりました。 この記事の背景を理解できるよう廣瀬先生がVATについて解説をしてくださいました。VATは現行は17.5%ですがほとんどの食品についてはVATがかかりません。しかし食品のなかで例外としてVATのかかるものの中にチョコレートやアイスクリームと並んでポテトチップがあります。そこでP&G社としてはプリングルはジャガイモを42.2%しか使っていないなどの理由でポテトチップではない。したがってVATはかからないという論を張り、成功したのでした。でも、参考のためにスーパーで買っていった日本で売られているプリングルのパッケージには、はっきりと名称:ポテトチップスと印刷してありました。
記事によるとこれ以前にもマクビティーが商品のJaff Cakeをビスケットではなく、チョコレートのかかったケーキであると主張してVATを逃れています。日本で消費税の値上げ主張する人たちの中には、英国に比べて日本の消費税は安いという議論があるが、家庭用光熱や食料、子供服など低率、無課税の例外が多くあるということは言及されないのはなぜなのか、という意見がメンバーからでました。
2008年 7月5日(土) 参加者8名
1)2008年4月25日付
Barclays refuses to answer on rights issue
「バークレー銀行は株主割当増資について回答を拒否」

前日の株主総会で、バークレイー銀行の重役たちは、RBSに続いてバークレーズも株主割当増資を行うのかという株主たちからの質問にも言を左右にして明確な回答をだそうとしませんでした。バークレーズは評価損は16億ポンドと発表しましたが、アナリストによればRBSと同様の計上方法をとれば損失は60−70億ポンドになるはずであり、また、バークレーズは第三者割当増資の道をえらぶだろうという記事でした。
日本でも三井住友銀行の5億ポンドの出資が20日に報道されました。メンバーの持ち寄った新聞記事の切り抜きによれば、カタール投資庁、中東アジアの大手投資家、金融機関などが45億ポンド(約9千5百億円)の増資に応じています。

2)2008年6月7日付
Island's seabirds are free to breed after rats wiped out at £50 a time
「島の海鳥たちは1回50ポンドで有害ねずみが一掃されたあと、繁殖できるようになった」

これはとても興味深い話でしたので、少し詳しく内容をお知らせします。Canna島はスカイ島の南にある南北に7キロ、東西1.5キロの小さな島ですが、2−30年前に本土から船で渡ってきたらしいratsが増殖し、希少動物のManx shearwater(マンクスミズナギドリ)はわずか2つがいの絶滅寸前まで追いやられました。ニュージーランドから害虫・獣駆除の専門会社が招聘され、14人の専門家とボランティアが全島に50メートルおきに4220のわなを設置し、7ヶ月にわたって週2回チェックしました。同時に移住のrat以外の、島の在来種のCanna mouseなどが殺されないような保護手段もとらなければなりませんでした。
1つがいでも生き残ればこのプロジェクトは100%の失敗ということで、2006年3月に最後の一匹のが目撃された以後2年間目撃情報がないことが確認されて、2008年6月ににようやく絶滅宣言が出されました。3年の月日と50万ポンド(一匹あたり50ポンド)の費用が費やされたのでした。10年ぶりにマンクスミズナギドリの孵化も確認されていました。
2008年 6月7日(土) 参加者5名
今回はカレドニ学会の行事と重なり、参加者が少なくなりました。

1)2008年3月24日付
'Your children are too fat. Either they lose weight or we'll take them away'
「お子さんは太りすぎです。体重を減らせないのなら取り上げます」

あるカップルの子どもたちが太りすぎなので、体重を3ヶ月以内に減らすことができなかったら施設に入れるとソーシャル・ワーカーが命じたという内容でした。
ソーシャル・ワーカーが家族を引き裂くことができるかが問題になっていますが、私たちにとってはこの家族の子どもの体重が、16才の男の子が16ストーン(101キロ)、11歳、3歳の女の子が12ストーン(75キロ)、4ストーン(25キロ)というのが驚きでした。またこの記事によると、スコットランドはアメリカに次ぐ、世界第二位の肥満国だそうですが、これはメンバーたちも初めて知ったことで、皆知り合いのスコティッシュの誰彼を思いうかべ納得のいかないようでした。

2)2008年4月23日付
RBS job cuts: Bank admits staff losses are 'inevitable'
「RBSの雇用カット:銀行は人員削減は不可避と認める」

かっては飛ぶ鳥を落とす勢いで、昨年はオランダの投資銀行ABNアムロを買収したロイヤル・バンク・オブ・スコットランド銀行が、サブプライム以後の金融市場の混乱で59億ポンド(1兆2千億円)の追加的評価損を計上することになり、グローバル・マーケット部門の人員の25%が削減されるという記事です。
この記事では 評価損(write-down)、卸売り銀行(wholesale banking)、株主割当増資(rightsissue)など、経済専門用語が頻発し、当番は内容の理解に苦しみました。
2008年 5月3日(土) 参加者5名
1)2008年2月29日付
Five months of hell in city centre as tram work steps up
「路面電車の工事開始で市の中心部は5ヶ月の地獄」(後半)

前回に引き続き、2月29日付の「路面電車の工事開始で市の中心部は5ヶ月の地獄」を読みました。エジンバラ市の路面電車工事は始まっていますが、この記事が発表された時点では、路線の最終計画や詳細についての発表が当初の予定より2ヶ月遅れているとのことで、かなり混乱が予想されます。プリンシーズ・ストリートの完全閉鎖も一時的にせよありうるようです。また、市中心部の駐車料金が軒並み値上がりしています。

2)2008年4月4日付
Extra £70m will keep Scottish rail service on the right track
「臨時予算7千万ポンドで。スコットランド鉄道サービスは正常化する」

背景として、担当の山田修先生が英国の鉄道事情を調べてきてくださいました。戦後、アトリー内閣の時代に国有化された英国の鉄道はサッチャー政権時に民営化され、レール、駅舎などのインフラ事業と運行サービス会社に上下分離されました。2004年にはそれまでNational Express社の所有であったScotRailをFirst Group が経営と運行権を買い取りFirst ScotRailとなりました。この記事はFirst ScotRailの営業権が2014年まで延長されることになったことを書いていますが、この会社の最高経営者が30代の女性だったことも驚きでした。
2008年 4月5日(土) 参加者9名
1)2008年2月1日付
Weather brings 8-mile jams as 'last lorry' blocks bridge
「最後のトラックが橋をふさぎ、悪天候が8マイルの渋滞をもたらす」(後半)

前回に引き続き、2月1日付の「最後のトラックが橋をふさぎ、悪天候が8マイルの渋滞をもたらす」を読みました。前夜からの強風は北極からの冷気を吹き込み、気象状況はさらに悪化、スコットランド全土で10センチ以上の積雪が予想され、各地で休校が相次ぎました。AAは、交通情報と気象情報を確認し外出を控えるよう警告を出しました。

2)2008年2月29日付
Five months of hell in city centre as tram work steps up
「路面電車の工事開始で市の中心部は5ヶ月の地獄」

エジンバラ市の路面電車工事が始まり、3月1日からはShandwick Placeが閉鎖されます。全車両は迂回路を通らなければなりません。バス停や駐車場が移動閉鎖され、ほかにもあちこちで工事が行われ、混乱は避けられないと憂慮されています。
この段階の工事はエディンバラ・フェスティバルの始まる8月までに終了する予定だそうですが、この夏エデンバラを旅行される方は注意されたほうがよさそうです。途中で時間切れになり、残りは来月に持ち込まれました。
2008年 3月1日(土) 参加者7名
1)2008年1月22日付
Market falls continue as £84bn is lost on Black Monday
「株式市場は続落し、840億ポンドがブラックマンデーでー消える」

9.11以来最大の下落でスコットランドのトップ金融機関も軒並み株価を下げたことを報じています。ダウや日経という言葉は聞いたことがありましたが、FTSE、CAC、DAXなど各国にそれぞれの株価指数があることを知り、またwatch と watch for の違いなども学習しました。

2)2008年2月1日付
Weather brings 8-mile jams as 'last lorry' blocks bridge
「最後のトラックが橋をふさぎ、悪天候が8マイルの渋滞をもたらす」(前半)

前夜の強風がUKの海陸に渡って交通混乱を引き起こし、フォース橋では大型トラックが強風にあおられて横転し5時間に綿って渋滞を引き起こしたというニュースでした。こちらは時間切れで後半は来月に持ち越しになりました。
2008年 2月2日(土) 参加者10名
1)2007年11月25日付
Scots data files lost in the post
「スコットランドのデータファイルが輸送中に紛失」(後半)

前回に続いて11月25日付、「スコットランドのデータファイルが輸送中に紛失」 では、スコットランドの政府関係の組織から発送された個人情報を含んだ資料が相次いで紛失した事件です。当局の対応のまずさが批判の対象となりました。

2)2007年11月9日付
Glasgow to hold 2014 Commonwealth Games
「2014年コモンウェルス・ゲームズはグラスゴーで開催」

グラスゴーがナイジェリアの首都アブジャを破って、コモンウェルス・ゲームズ開催国に決定し、スコットランドの官民、与野党を上げての喜びようだったようです。競技種目にローンボールやネットボールが入っているのも、イギリスらしく興味を惹かれました。
(田口)
2008年 1月10日(土) 参加者10名
松の取れないうちに熱心なメンバーがそろいました。

1)2007年10月23日付
SNP gathers forces to fight Trident missile replacement
「SNPはトライデントミサイルの交換と戦うために勢力を結集」(後半)

前回に続いて、10月23日付「SNPはトライデントミサイルの交換と戦うために勢力を結集」の残りの部分を読みました。SNP政府は国内的には環境汚染防止の立場から、国際的には核不拡散条約への参加要請によって、トライデントミサイル核弾頭持込に反対するようです。
続いて11月25日付の記事2本を読みました。

2)2007年11月25日付
Growing pressure on Browne's dual role
「ブラウンの二重兼務に対して圧力が増大」

では、英国でのSecretaryもMinisterも「大臣」と訳すが、secretaryのほうが格上で、日本語本来の意味の大臣であることを初めて知りました。国防大臣兼スコットランド省大臣のDes Browne は姓の最後にeがついていて、英国首相のGordon Brown とは別人です。

3)2007年11月25日付
Scots data files lost in the post
「スコットランドのデータファイルが輸送中に紛失」(前半)

「スコットランドのデータファイルが輸送中に紛失」は半分で時間切れになり、残りは来月になりました。

なお、1月30日の「スコットランドを語る会」では私たちが講師をお願いしている廣瀬先生が「スコッツマンを読んで」と題してこの3年間の成果を語ってくださいます。
こちらへもどうぞご参加ください。

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