◆スコッツマンを読む会 活動報告 2007年◆
2007年 12月1日(土) 参加者10名
1)2007年10月7日付
Mallya appoints new chief for Whyte & Mackay
「マルヤはホワイト&マッカイの新しいトップを任命」

5月にインドのアルコール飲料のタイクーンに買収されたホワイト&マッカイの、トップの新人事についての記事を読みました。買収したUBグループとマリや氏についてはウィキペディアの記事が参考になりました。インドで製造されるウィスキーは世界市場の20%を占めるという数字の大きさは驚きでした。

2)2007年10月23日付
SNP gathers forces to fight Trident missile replacement
「SNPはトライデントミサイルの交換と戦うために勢力を結集」(前半)

は、スコットランド議会与党のSNP(スコットランド民族党)が、クライド川海軍基地にトライデントに代わる新しい核兵器システム再配備を阻止するため、反対運動を展開するワーキング・グループの結成を発表したという記事でした。具体的な活動については、時間切れで来月になりました。
2007年 11月3日(土) 参加者9名
1)2007年9月7日付
Hadden warns against Scottish complacency 「ハッデンはスコットランドチームの油断を戒める」

ラグビーのワールドカップを前にして、スコットランドチームのコーチ、フランク・ハデンのインタビュー記事で、スポーツ記事の言い回し、ラグビーの専門用語など満載で、担当さんもずいぶんご苦労をされたようでした。今回読む予定だったインド資本に買収されたスコッチ・メーカーのホワイト&マッカイについての記事は次回にまわりました。
2007年 10月8日(土) 参加者8名
1)2007年8月28日付
Cheers! Your petrol tank could soon be smelling like a distillery
「ガソリンタンクがウィスキーの匂いになるか」

ダンディのアバテイ大学で、ウィスキー造りに使われる大麦などのハスクからバイオ燃料を作る研究がされているという内容でした。この研究が成功しても、出来上がった製品は、強いアルコールのにおいはしますが、オーク樽で熟成されたスコッチのにおいはしないそうです。

また、ラグビーのワールドカップを前にして、スコットランドチームのコーチ、フランク・ハデンのインタビュー記事、9月7日付のHadden warns against Scottish complacencyも読みましたが、時間切れで残りは来月になりました。
2007年 9月1日(土) 参加者7名
1)2007年7月1日付
Terror at Terminal One
「ターミナルワンにおける恐怖」

グラスゴー国際空港のテロ事件の第一報を読みました。これまでは国際的なテロの対象となることがほとんどなかったスコットランドが、もはやテロ安全地域ではなくなった象徴的な事件でした。また英国の緊急対策会議は、この会議の開かれる場所、Cabinet Office Briefing Room A からCOBRAと呼ばれていることを知りました。
2007年 8月4日(土) 参加者9名
1)2007年5月31日付
A place of beauty finally reveals Drew Ramsay's fate, but still so many questions
「景勝地はドリュー・ラムゼーの死を明らかにしたが、未だ多くの疑問が残る」

昨年2月に警官を装った男たちに拉致された会計士の遺体の一部がクライド湾で釣り網にかかった、という事件です。被害者がcarousel fraud (回転木馬型詐欺)にかかわっていた疑いで英国国税庁に事情聴取されていたので、詐欺がらみの殺人事件の疑惑もあるようです。
担当者の石川さんこのが詐欺について調べてくれました。VATのかからないEU加盟国への輸出入と、英国内の転売を重ねてVATの還付金を稼ぐ詐欺だそうです。

次回は9月1日(土)の3時から行います。グラスゴー空港のテロ事件の記事を読みます。
2007年 7月7日(土) 参加者6名
1)2007年5月4日付
Salmond hails wind of change as poll goes to wire
「選挙が最終の競り合いに入り、サモンド氏は変化の風を歓迎した」

今回は入会を考えている方が一人見学されました。
発表者の國田さんが選挙区比例区それぞれの各党の当選者数を地図上に色分けした図を2枚作ってくれました。ここにご紹介できないのが残念ですが、この図をみて「スコットランド便り」55号のサンディー・キャメロンさんの選挙の記事を読むと実によくわかります。またスコットランドの選挙については以下の二つのサイトが参考になるという情報もメンバーからいただきました。

http://www.alba.org.uk/scot07results/index.html
http://www.votescotland.com/stv/CCC_FirstPage.jsp
2007年 6月2日(土) 参加者6名
1)2007年5月4日付
SNP beat Labour by one seat in Scottish election
「スコットランド選挙において、民族党が1議席差で労働党を破る」

2)2007年5月4日付
The Election: What went wrong?
「選挙のどこがいけなかったか」

今回は欠席者が多かったのですが、新しいメンバー1人が参加されました。
読んだ教材は5月4日付の、「スコットランド選挙において、民族党が1議席差で労働党を破る」と、「選挙のどこがいけなかったか」の2本で、5月3日の選挙の結果と、新たに導入された投票制度の問題点についての記事を読みました。記事に関連して、講師の廣瀬先生が提供された資料や、メンバーの持ち寄ったデータなどから、各党の小選挙区、比例区での得票の割合、前回の選挙との比較、単式移譲投票制度や単純多数得票制度の仕組み、サルモンド氏がスコットランド首相に選出された際の得票の動きなどについて、充実したディスカッションができました。

次回、7月7日(土)には、今回読めなかった選挙の結果についての記事1本と、クライド湾から誘拐された会計士の遺体が揚がったミステリーの2本を読む予定です。
(田口 記)
2007年 5月5日(土) 参加者9名
選挙と独立運動に関する記事2本を読む。

1)2007年3月25日付
Two referendums on independence?
「独立を問う国民投票は2度行われるか?」

では、独立を主張するSNP(スコットランド民族党)が選挙を一歩リードし、2010年までに独立を問う国民投票を実施するといっているのに対して、一部の学者や反対党の党首たちからは、このようなタイムテーブルの実現を危ぶむ声が上がっている。

2)2007年3月31日付
'Independence a threat to financial sector'
「独立は金融業界にとって脅威」

では現与党SLP(スコットランド労働党)の党首でスコットランド首相であるマコンネル氏は、SNPが政権につけば、スコットランド経済、とりわけ金融業界に大きな打撃をあたえると警告した。

次回6月2日(土)は、5月3日に行われた総選挙の結果についての記事3本を読む予定。
(田口輝子記)
2007年 4月7日(土) 参加者7名
前回に引き続きNCR工場が閉鎖され大量の失業者が発生した記事を読む。
記事に関連 し、銀行ATMを発明した人がスコティッシュであることを知る。また、スコットランド行政区分の変遷を学ぶ。つづいて、フォース湾のポートベロからカーカルディまでをホーバークラフトでつなげるプロジェクトの試験走行が行われる記事を読む。完成すればフォース湾を20分でわたることになり、フォース橋の渋滞緩和の一助になると いう。

次回は5月5日(土)にスコットランド独立運動に関する記事2本を読む予定。

(田口輝子記)

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