◆JSS英会話クラス 〜目指せ!蒸留所訪問編〜◆
第7回 2012年 8月26日(日) 15:30〜17:00 参加者9名
講師:モード・ラムゼイ・野見山さん
バーでドリンクを飲みながら
関西支部企画の、お酒でも飲みながら気楽に英会話の勉強をしようというコンセプトの英会話クラスも今回で7回目を迎えました。昨年7月10日に第1回をその後8月6日、11月23日、1月22日、3月25日、5月26日とほぼ2ヶ月に1回のペースで開催して来ました。7回目を迎えたものの、生徒の出来は悪く、モード先生に NO! と言われ続けています。

モードさんが重視されているのは、発音よりリズムであり、日本語の4ビートに対して英語は3ビートであり、単語も含めて3ビートでなければNativeには通じないと強調されます。今回はじめて参加された方もおられ、これだけはマスターしなければ帰させない?と何回も発声練習をさせられ戸惑われたかもしれませんが、それだけ強調されているということです。

今回は、リンゼイ・河合さんのサポートがあり、全体に理解が深まりましたが、 今回も言葉のその背景にあるニュアンスの説明が興味深いものでした。
たとえば、「ここにサインを!」というような、なになにをお願いしますという注文に対する返答は、Yes でも良いが、 Certainly の方がよい。「その行為をすることに対し問題ない」というニュアンスが含まれるからとのこと。
また、「しばらくお待ち下さい」は Just a moment ,please. が良いが、決して Wait を使ってはならない。けんか腰になってしまうから。因みに moment というのは、本人が努力している状況であり、数分以上もあり得る。そのニュアンスとしては、Just a second.< Just a moment. < Just minuets. の順に時間が長くなるとのこと。

まさに手探りで始まったクラスでしたが、進行はテキスト(主としてスタッフの難波さんが作成)をもとに、モードさんのコメントやロールプレイなどで進められ、所定の時間をまたたく間に過ぎてしまいました。また、これからもどんな発見があるか楽しみです。

会場はJSS会員の川北さんのご好意でメインバーというほんもののバーを使わせていただいていますが、クラス終了後のグラス片手での談話も楽しみな会となっています。
次回は9月22日(土)3:30pmからの予定です。
(関西支部 香川久生 記)
英会話での初めての集合写真
この写真は、初参加の岡さんが、ぜひ集合写真を撮りたいとおっしゃったことが発端で撮ることになったものです。なんと、英会話教室では初めての集合写真となりました。

岡さんには申し訳けなかったのですが、はじめは携帯カメラで撮ろうとして全体をいれられず少しずつ下がって壁まで行ってしまった様子や、ひょっとしたら入り切らないかも(?)というような表情をされた様子がほのぼのとした気分にさせてくれました。

そして、いつも会場を提供してくださる Main Bar オーナーの川北さんがJSS関西スタッフの中川さんのカメラでこの写真を撮ってくださいました。撮られているわたしもとても楽しい気分になったのですが、こんな気分になった集合写真は久々だなぁと感じていました。
(関西支部 難波茂信 記)
第6回 2012年 5月26日(日) 15:30〜17:00 参加者13名
講師:モード・ラムゼイ・野見山さん
講義中、場もなごやかに
JSS関西が主催する、モード・ラムゼイ・野見山さんを講師とする英会話クラスは、5月26日に第6回目を迎えました。テーマは「バーで英語を習って、スコットランドの蒸留所に行こう!」というものです。
場所はいつもの芦屋「メイン・バー」。会員の川北さんのご好意で使わせていただいており、今回も私はギネスのグラスを片手に勉強?しましたが、英会話の習得以上にいつもカルチャーショックのようなものを体験します。

モードさんが強調されるのは、英語は発音よりも3ビートのリズムを重視しているということです。
Non-Native は Listen するが、Native は Hear しているだけなので、リズムに乗っていれば、多少発音がおかしくても通じるが、リズムに乗っていないと正しい発音でも通じないと強調されます。我々にとって、これはなかなかむずかしいのですが、必要な部位をリズムに乗って強調すれば、極端な話、主語や前置詞などは発音を殆ど省略してもよいとのことでした。
さらに、日本語は母音を強調するのに対し、英語は子音を中心とした発音となるとのこと。たとえば、To はt’ 、 Too はto 、そして Twoは to-oo といった感じが大切とのこと。

また、Thank you very much. や「どういたしまして」の You are welcome. は、使われる場面がとても限定され、稀にしか使われないことや、pleaseの使い方のむずかしさなどを知り、日本の教科書を書きかえる必要があるのではと思いました。過日、英国を旅行中バスの運転手がチケットを受け取る時に「んきゅー」と発音しているのに早速気づき、妙に納得しました。
このようにバーで、ビールやジュースを片手に気軽な雰囲気でやっていますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。
(関西支部 香川久生 記)
第5回 2012年 3月25日(日) 15:30〜17:00 参加者8名
講師:モード・ラムゼイ・野見山さん
レッスン風景
メインバー・マスター・川北さん
姓は蘇格(スカク)、名は蘭土(ランド)というちょっと変わった名前を持つ日本人の蘇格蘭土さんがスコットランドの蒸溜所訪問をするときに遭遇するであろう場面を想定して、英会話を勉強していく”JSS英会話クラス〜目指せ!蒸溜所訪問〜”の第5回が開催されました。

これまでの4回では、蒸溜所訪問やホテル、B&Bを予約する手紙、電子メールの文面から始まって、機内、トランジットの空港、入国や税関の審査などを勉強しつつ、Thank you very much. や”どういたしまして”の You are welcome. は、使われる場面がとても限定され、稀にしか使われないなんて、日本の教科書を書き換える必要があるんじゃないかと思われることも勉強してきました。

このクラスの特徴は、講師のモードさんが発音よりもリズムを特に重視していることにあります。今回も、重要なのは一つ一つの単語の発音ではなく、リズムにあることを強調されましたが、さらに、Non-Native は Listen するが、Native は Hear しているだけなので、リズムに乗っていれば、多少発音がおかしくても通じるが、リズムに乗っていないと正しい発音でも通じないと強調されました。
また、教科書にはなかなか載っていなくても重要な表現を教えてくれるのがこのクラスの特徴でもあります。
今回は、Sorry,.....,sorry. と Sorry to bother you, ..... と Sorry に関わるものを習ったので、その2つを紹介しましょう。

Sorry, I don't know it, sorry.

”申し訳ない”感じを出すときに Sorry で始めたら、終わりも sorry をつけて話すのが native なのだそうです。それを知らなくてごめんなさいというニュアンスがよくでるそうです。

Sorry to bother you, the telvision doesn't work.

こちらはホテルやB&Bで部屋のテレビが映らないというのを伝える表現なのですが、(相手が仕事だとしても)”煩わせて申し訳ないのですが”というニュアンスを伝えるもので、この英語を使われたら、相手はとても品のいい方がホテル(B&B)にやってきた、すぐに対応しなければいけないと感じさせるような表現だというのです。

今回のレッスンに初めて参加された方もいらして、リズム重視のレッスンにやや戸惑いもあったかもしれませんが、そのスタイルにとまどいながらも楽しんでいただけたように思います。
もう5回になったというのに、相変わらずこれまで知らなかった新しい発見があります。バーで、ビールやジュースを片手に気軽な雰囲気でやっていますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。
(関西支部 難波茂信 記)
第4回 2012年 1月22日(日) 15:30〜17:00 参加者9名
講師:モード・ラムゼイ・野見山さん
モードさんの講義を熱心に聞き入る参加者
1月22日、いつもお世話になっていますメインバーのマスター川北さんのご好意でお店をお借りして、「第4回英会話クラス〜目指せ!蒸留所訪問編〜」が行われました。以前、参加いただいた方からもとても価値のある講義だと嬉しいご感想をいただいております。

普通の英会話教室とはちがって、毎回、驚く内容を教えていただけるのですが、今回、特に驚いたことは、“This”と“That”の点でした。今の英語教育はどうなのかはわからないところですが、自分の時代は、中学生で始めて英語教育が開始され、第一に教わった英語表現が、“This is a pen.”“That is a dog”など、This is〜(これは〜です。)、That is 〜(あれは、〜です。)でした。This は、正に身近にあるもの、Thatは、Thisより離れたところにあるものを示す場合に使用するというものでした。モードさんの説明は、そうではなかったのです。Thisは、例えば、ペンを手にとって、“This is a pen”というもので、からだで触れて表現する場合、Thisを使用するのだそうです。これには驚きました。そして、あちらを指差しての表現の場合は、Thatを使用するのだと。

モードさんは、会話は、エモーション(感情)が大切ということも教えてくださいました。“Do you have a pen?”と聞かれて、“Yes, I have”では、会話がつながらない。“Ah, yes. I have 2 pens, red and black. Which one would you like? ”とたあいもない会話でいいのでつなげれば、会話も弾むということです。感情で会話をする、会話がはずむ、表現ができない語句があればそれを調べて覚えようとする。そうすれば、英語力も増していきますね。

今回、自分としては、以前この会で習った、「英語は3拍子」という点を意識しました。まだ、流暢とは言いがたいのですが、前回よりスムーズに英語を話せたと実感しています。
次回は、どんな驚きがあるか今から楽しみです。バーという場所で、ジュース、アルコールを飲みながら、肩のはらない気さくな英会話クラスとなっています。
ご興味のあるかた、是非、ご参加ください。
(関西支部 中川ますみ 記)

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