◆バグパイプとピアノが奏でるスコットランド 〜あざみ と なでしこ〜◆
バグパイプとピアノが奏でるスコットランド 〜あざみ と なでしこ〜
10月30日、神戸芸術センター・シューマンホールにて『バグパイプとピアノが奏でるスコットランド〜 あざみとなでしこ〜』が開催されました。神戸芸術センターは、新神戸駅近くにあり、遠方の人は、新幹線で行くと、すぐ。もしお持ちでしたら、自家用ヘリコプターで駆け付けることもできるカッコイイ高層ビルです。そして、シューマンホールは、演奏者を皆で見下ろす形になっていて、なんとも近い!手を伸ばせばそこにある感じ。会場が音の一体感を味わえる贅沢な作りになっていました。
タータンとどんぐり(秋)でお出迎え リハーサル中
今年で3年連続の来日となるリンゼイ・デイビッドソン博士のお相手は、やまとなでしこの河村泰子さんです。長い黒髪が真紅のドレスに美しく映えて、音を目で楽しむことも出来るピアニストです。司会は、リンゼイ河合さん。生き生きとした彼女の言葉は、より楽しく躍動感に満ちていました。せやねん、おもしろかったやろ…はいっ。
さて、バグパイプとピアノの奏でる音ですが…。デイビッドソン博士は、今年も3種類のバグパイプで人々を魅了しました。虫歯をも題材にしてしまう曲。そして、『リンゼイ河合はかわいい』という曲だってあるのです。せやねん、ええ曲やろ…はいっ。

一方、河村さんの弾くピアノはドイツのベヒシュタイン。ドビュッシーが「ピアノ音楽はベヒシュタインの為だけに書かれるべきだ」という言葉を残している…とか。なでしこのピアノは、バグパイプの大音響に負けていない!力強い!というのが、今年の感想です。当初、バクパイプとピアノの競演は、誰もイメージできなかったでしょう。しかし、なんという音の融合、空気感。それは、なんという贅沢なひととき。河村さんは、ウィスキーを飲んでいるとスコットランドがイメージできたと言っていました。演奏後、お好きだというグレンリベットは、さぞかし味わい深かった事でしょう。コンサートは大成功でした。
(清家久美子)
あいさつと解説 デイビッドソン博士演奏中
美女と野獣?の共演 終了
ベヒシュタイン CD販売・サイン会

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