◆バーンズ・サパー◆
バーンズ・サパー
1月22日、関西セント・アンドルーズソサエティのバーンズ・サパーが神戸外国倶楽部で開催され、私自身、今年で3回目の参加となりました。

Some hae meat and canna eat,
And some wad eat that want it;
But we hae meat, and we can eat,
Sae let the Lord be thankit.

サパーが始まる前に代表者が暗唱するセルカーク・グレースですが、初回、何気なく聞いていたこの詩が、3回目となると、耳に伝わる感触がとても心地良いものとなっていました。

バーンズの詩の「A Red Red Rose」 からでしょうか、白いテーブルクロスが敷かれたたテーブルに飾られた数本の真紅のバラ、そして、テーブルにおかれた数冊のバーンズに関する本に目を奪われました。
2つの長テーブルに参加者が着席、私が座ったテーブルには、ドイツ人、ウェールズ人、アメリカ人、デンマーク人、オーストラリア人と、とても国際色豊かな環境でしたが、サパー^が始まると同時にバーンズの話題を交えながら、とても和やかな雰囲気となっていました。
バーンズに関する書物
真紅のバラ
ハギスセレモニーで、ハギスが運ばれてきました。その行列に日本人男子幼児が一人、そして、ハギスが置かれたテーブルに立ち、Address To a Haggisを暗唱、その姿がとても堂々たるものだったのですが、幼児は、スコティッシュアカデミーの園児で、22日当日、園で開催されたバーンズの詩の暗唱大会で見事に優勝、その後、同じ日に開催されたサパーに参加したホヤホヤのウィナーだったのです。更に驚く事に、今回で3度目の優勝を果たしたのでした。
おなじみ、皿にtatties (タティー)neeps (ニープス)と一緒に盛り付けられたHaggis (ハギス)がふるまわれました。
ロバート・バーンズ
ハギス・タティー・ニ−プス
バーンズに関するクロスワードクイズ、詩の朗読会と時間が流れていき、最後に恒例のAuld Lang Syneを歌って閉会となりました。
1月25日前後、世界各国でバーンズサパーが開催されている中、神戸外国倶楽部での関西セント・アンドルーズソサエティのバーンズ・サパーにて、バーンズの生誕を祝う同朋の一員となれた事に計り知れない満足感を感じ、また、協会のメンバーから多大なるお心遣いをしていただいたことに感謝の念でいっぱいでした。来年は、詩の暗唱に挑戦するつもりです。
(中川ますみ記)

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