◆アフタヌーン・ティの集い 2010年◆
第41回 2010年 9月5日(日) 14:00〜16:00 参加者15名
テーマ:「アダム・スミスの話をしましょう」
講師:関 劭(たかし)氏(神戸学院大学教授)

連日猛暑の記録が更新される中、大阪・英国屋心斎橋店でアフタヌーン・ティーが開催されました。
当日は皆さん到着と同時に「暑い!」と言わずにはいられない午後でした。
関先生は、以前関西支部の年次パーティーでその溢れでる知性で周囲を魅力されまたことがあり、それが今回のスピーチのきっかけとなりました。”亜当斯蜜斯”・・・これ、アダム・スミスです。
1723年に生まれた彼は3才の時にジプシー集団に誘拐された事があるそうです。
国富論で有名ですが、ニッカ創始者・竹鶴さんの夫人リタさんのお母さんの祖父が「国富論」を編さんしたそうです。

「余談ですが…。」と何回か前置きされての話題が魅力的でした。アダム・スミスはグラスゴー大学で勉強し、教授にもなったのですが、時代は違い、そのグラスゴー大学に入学したく、しかも入試に日本語で受けたいと福沢諭吉の三男が言い張って、認められたそうです。
日英同盟が効いた訳です。そしてその試験問題を用意したのが夏目漱石だったなど。当日の出席者の半分近くは女性でしたが、皆さんお帰りの際には「今日は来てよかった。勉強になった。」と、口々に満足そう。先生のダンディな物腰にも心ひかれました。

暑い!とは、もう言いません。なんて快適な午後だったのでしょう。
(清家久美子)
P.S.
皆様へ。
肝心のアダム・スミスの本題については、私の頭がついていかないので触れてません。
「一人ひとりが好きなように利を求めても、ちゃんと神の見えざる手に導かれて抑制され、社会全体としてバランスがとれる」など、ちゃんと聞いていたんですが、「買い物は美徳」の生活をしているせいか…申し訳ありません。
スピーチ中の関先生
講演風景

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