第10回 2009年 12月13日(日) 13:00〜17:00 参加者19名 | ||||||||||||||||
第10回『美味しい英国料理教室』が12月15日に開催されました。会場は初めての夙川公民館。初めての会場ではありましたが、品物が豊富なスーパーも近いし、会場も駅に近いしでとても便利なところでした。ただ、初めての会場なので、料理に使う道具をみんなで探したりする時間ができたりしました。
そして、この日は初めての方が多くて19名の方の参加者があったのですが、いままで一番若い記録となる7歳の参加者がありました(個人的には、最も若いだけでなく、最もかわいい参加者だと感じました)!さらに、ご両親はスコットランド人のご主人と日本人の奥様で、この料理教室も国際的になってきました。
まずは、でデューク・ウェリントン・ビーフに使うパイ生地を準備します。細かく切ったバターをフードプソセッサで小麦粉と混ぜ合わせ、寝かせた後でコネルのですが、齊藤先生から「もう何度もやりましたよね?おうちで作った人〜」と質問が。上がった手は一つだけでした。できの悪い生徒ばかりで申し訳ありません。
シメジをフードプロセッサで細かくして、グレープ・シード・オイルで炒めてから、塩・胡椒したお肉の塊に炒めたシメジを表面に塗って、さらに生ハムを巻いてオーブンで焼きました。このグレープ・シード・オイルはコレステロールがなく素晴らしいオイルなんですよと齊藤先生。 オーブンにいれるときには付け合わせのジャガイモも一緒のタイミングでいれます。 オーブンで焼いている間にサラダをつくります。 ブルーチーズを潰してからグレープ・シード・オイルとヨーグルトと合わせてドレッシングを作ったのですが、これまた絶品のドレシングでした。 フルーツポンチは、フルーツを細かく切ってボウルにいれてシャンパンを入れるのですが、シャンパンがなかなか開かなくて、下の写真のように顔をゆがめるほど力が入りました。
オーブンのタイマーがチンと言ってお肉が焼きあがりました。包丁を入れる時は、”断面ショー”です。お〜という歓声があがりました。料理ができたところで、齊藤先生がご自宅で作って持ってきてくださったクリスマスプリディングに、ブランデーをふりかけ”点火”です。青い炎が上がって、参加者全員が拍手でした。
料理が完成したところで、盛り付けてキッチンをテーブルにつくりかえて即席のクリスマスパーティです。最初はおいしい〜という声も聞こえましたが、そのうち食べるのに夢中で少し静かになったのに笑いました。そして、初めて参加される方も多かったので、食事の後半に、みんなで自己紹介をしました。 今年最後のおいしい英国料理教室も、芳しくない英国料理の評判を覆す”おいしさ”でした。来年は、年4回 季節ごとの開催となります。どうぞみなさん、ご参加ください。 (難波茂信 記)
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第9回 2009年 10月25日(日) 13:00〜17:00 参加者11名 | ||||||||||||
齊藤公江先生の第9回『美味しい英国料理教室』が10月25日に開催されました。この日集まったのは11名の参加者です。
今回の会場は、西宮中央公民館「プレラにしのみや」の実習室。ここは阪急電車の西宮駅に近い上に、新しくてきれいで設備もよく、参加者一同からは、「これからもこの場所で出来たらいいね」という声があがってました。 先生がこの日のために準備したメニューは、キッシュブルトンヌ、ネギスープ、豆サラダ、焼きリンゴです。参加者が勢揃いしたら2組に分かれて料理スタート。先生の説明をメモ書きしたり、料理が出来ていく課程を順を追ってカメラに納めたり、皆さん各々の方法で記録に残しておられます。ご自宅でも是非作ってみてくださいね。 年齢性別ばらばらの参加者ですが、そんなのお構いなしに、和気藹々とした雰囲気の中、わいわいとおしゃべりしながらの料理です。そんな中でも前回に続いて今回もメインバーの川北さん及びパラディの岩田さんといった二名のバーテンダーさんの手際の良さが目立ってます。でも、お二人に任せるのではなく参加者みんなが少しづつ分担して料理を作る過程を楽しんでました。
キッシュのクラスト作りには、先生がご持参されたフードプロセッサで一気に生地を作ります。便利な機械ですが、分量や順序を指示通りやらないと生地のこね具合がなんだかもう一つの感じになります。こんなので大丈夫かなと思うと、すかさず先生に「大丈夫、あのグループ、ふくらまないだけだから(笑)」と言われちゃいます。
キッシュのフィリングは、玉ネギ、シメジ、ブロッコリー、ベーコン、スモーク・サーモン、グリュイエールチーズとモッツァレラチーズがたっぷりと入ってます。オーブンで焼いたクラストの中に、下ごしらえしたフィリングを入れてオーブンで焼き上げます。 一方のネギスープの方はというと,刻んだネギを鍋に入れて炒めてからミルクを注ぎ、スープストックと塩こしょうで味付け。いい香りが立ちこめてきました。キッシュをオーブンで焼いて、スープを煮込んでいる間に、今度は焼きリンゴの準備。リンゴの芯をくりぬいてその穴にバター、三温糖、シナモンパウダーを入れて、これまたオーブンへ。
料理が完成したら、岩田さんからの差し入れの白ワインで乾杯。最初は、ネギスープとキッシュと豆サラダから。スープの美味しさに思わずスープ皿を持ち上げた参加者がいて、先生にテーブルマナーを窘められる一幕もあったくらいの美味しさです。先生は「英国料理はちゃんとレシピ通りに作ればこんなに美味しいんですよ!」と強調されてました。確かにその通り、この料理を前にして英国料理が不味いなんて言えません。このあとはデザートに焼きリンゴと紅茶を楽しみました。それまでの料理でも結構お腹が膨れてきてたのですが、この焼きリンゴがすこし大きめのリンゴだったので完全に満腹になりました。
食後はみんなで手分けして後片付けし、解散となりました。あっという間に時間が過ぎた感じです。今回も、齋籐先生及び参加された皆様のおかげで楽しい会となりました。どうもありがとうございます。 関西の料理教室はこんな感じで楽しんでます。参加したことのない方も是非次回の『美味しい料理教室』でお会いしましょう。料理が出来ない方でも大丈夫ですよ。 (山形倫弘 記)
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第8回 2009年 8月23日(日) 13:00〜17:00 参加者14名 | ||||||||||||
まだ、暑い日が続きますが、8月23日、西宮市の高須公民館で齊藤公江先生の第8回『美味しい英国料理教室』が開催されました。当日は14名の参加があり、毎回、新しい方のお顔が増えるのは、とても嬉しい事です。
さて、今回のメニューは、甘いスコーンとポテト入りの甘くないスコーンの2種、季節のブリザーブ、ローストビーフのサンドウィッチです。 午後1時開始だったのですが、開始30分前になってもどなたもいらっしゃらない。もしかしたら、「2時から開始」と間違ってらっしゃるのかと心配したのもつかの間、1時になる頃にはほぼ、参加者が勢ぞろい。 まず、先生からの説明から始まりました。 海外から帰国後3日目で「頭がまわらない。」と、しきりにおっしゃっていた先生ですが、なんのなんの、ご説明はいつもながら、たいしたものでした。 先生がブリザープ用の果物に同量の砂糖をまぶして、一晩つけたものをテーブルに出されたとき、甘い香りが漂い、また、参加者からは、歓声が。
今回は、特に男性が大活躍してくださいました。
ローストビーフの焼く前のタコ糸しばり上手で、デザートを美しく盛り付けてくれた川北さん(Main BarのオーナーでJSS会員)、粉ふるい名人の山形さん(JSS関西支部の新スタッフ)、マイ包丁持参で、大活躍の岩田さん(パラディのオーナーでJSS会員)、英国料理教室に参加される男性は、みなさん、女性に負けないくらい(いえ、それ以上?)の手さばきがすばらしい事に、毎回感心いたします。 先生のおっしゃることには、イギリスでも、大学卒の経歴がある男性が、特に料理がお上手だそうです。 それは、大学在学中での寮生活で自炊をする機会が多いという根拠があるようです。
ローストビーフ、そしてスコーンを焼き上げるのに、ガスオーブンが大活躍でした。
そして、粉をねるフードプロセッサも。 お食事タイムには、もう、みなさん、目の前のご馳走ににんまり、楽しい会話もはずみました。 先生、いつもありがとうございます。 今回もみごとに、「イギリス料理はまずい?」論がくつがえされたのですが、是非、次回もよろしくお願いします。 次回は、お料理に自信のない方、お料理大好きな方、先生と関西スタッフ一同、美味しい英国料理教室でお会いできる事を楽しみにしております。
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第7回 2009年 4月19日(日) 13:00〜17:00 参加者16名 | ||||||||||||||||||
4月19日、西宮市の高須公民館で斎藤公江先生の第7回『美味しい英国料理教室』が開催されました。当日は16名の参加があり、今回は、いつものほぼ同じメンバーと男性が4名と数名のメンバーの友人が参加してくださいました。
英国料理は“まずい”という事が、今日もまた、覆されました。 今回は、いつもより、1時間早い開始、皆で下ごしらえをわいわいしながらの始まりとなりました。
今日のメニューは、クラシックバーガー、ポテトサラダ、アーモンドダイン、生姜入り蒸しプディングです。
ハンバーガーといえば、現在の日本ではファーストフードの代名詞となっています。 バーガーの中に入れるハンバーグは、通常、家で作るときは、ミンチ肉、たまねぎ、塩・コショウ・ミルクそして、つなぎにパン粉を入れるのですが、今日、作ったクラシックバーガーは、ミンチ肉、たまねぎ、そして、塩、コショウのみでつなぎをいれません。 材料を入れたらミンチの形をそのままいかし、こねることなく混ぜて形成、オーブンで焼きます。 今回、レギュラー参加の主婦連の方々から、とても良い方法をゲット! それは、ポテトサラダ、アーモンドダインに使用するジャガイモを皮をむかずに4等分にカットして湯がき、ざるにあげ、熱い状態で皮をむくときに、フォークでさして、皮をむくという技(笑)なのです。これなら熱くなくスムーズにむけます。 参加者からは、「さすが!」という、歓声がしきりに上がっておりました。 また、前回参加のスコットランド協会メンバーの川北さん(バー経営)のすばらしい手さばきを今回も見ることができました。
さて、仕上がってからの食事タイムです。
クラシックバーガーのパンの内側に先生がもってこられた瓶詰めのホースラデッシュ(西洋わさび)を塗ったのですが、これが、お肉のしつこさをとってくれ、とても美味しかったのです。こねずに焼いたハンバーグ部分も肉の舌触りもしっかりと残っていました。 ポテトサラダ、アーモンダイン(マッシュポテトにスライスしたアーモンドをのせ、オーブンでやいたもの)、これもまた、美味。 デザートには生姜入り蒸しプディング。生姜の風味がうまく材料とマッチしてるのですが、ピリッとした感覚はなく、まろやかな味わいでした。 食事タイムで齊藤先生が、 「どこの国でも、美味しいものもあれば、そうでないものもあります。」 関西支部長の鵜野さんは、 「どうも、齊藤先生の英国料理は日本式英国料理に思えるんですよ〜……。(微笑)」と。 そうなんですよね。齊藤先生から教えていただく英国料理は、日本人の口にあう、とっても美味しいものばかりなんですよ! 今回も皆さん、自分の作った美味しい英国料理をとても幸せそうに食べてらっしゃいました。皆さんも是非、一度参加されて至福の時を過ごしましてはみませんか?
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第6回 2009年 2月22日(日) 13:00〜17:00 参加者15名 | ||||||||||
今回はビーフシチュウ、それも2種類 つまりビーフとトマトのシチュウとビーフとギネスのカッセロール(と呼ぶのだそうです)を教えてもらいました。そしてデザートにはシェリートライフルでした。
いつものようにホワイトボードに書かれたレシピーをもとに、まずはシチュー作り。 斉藤先生は「簡単なんですよ、肉とトマトーなど鍋に放りこんでおくだけでほんとに美味しい料理が出来上がるのです」と簡単におっしゃいますが、そうはいきません。「先生!これはこのくらいでいいのですか」の種類の質問が常に飛び交います。トマトを使ったシチュウは美味しくく出来ました。 一方で、トマトを使わず、ギネスビールをいれて肉を野菜と共に煮込んだのですが、これがまた抜群の味。 それで先生、又曰く「レシピー通り作れば英国料理は本当に美味しいのです」 シェリートライフルも2種作りました。まずスポンジケーキにシェリーを浸みこませる予定がシェリーが見つからず、白ワインで代用。もう一種ウイスキーを浸みこませたものも作りました。その上にイチゴを敷き、さらにミルク、クリーム、コーンスターチなどから苦労して作ったカスタードソースを重ねました。最後にチョコ、イチゴ、アーモンドフレークをトッピングして仕上げ。説明するまでもありません、少々の代用品を使ったとしても美味。レシピー通りのトライフルも作りましたが、びっくりするぐらい砂糖量が少ないものでした。でもバランス的に決しておかしくなく、大変美味しかった。 関西ウイスキークラブや新年会などでお馴染みの芦屋メインバーの川北さんが参加されましたが、もう料理の手際がすごいので、皆さんはあっけに取られました。 そして、いつものようにワインやビールを買出して、賑やかに食事を楽しみました。 なお、齊藤先生から「トライフル」に関して次のコメントを頂きました。 英国でもっともポピュラーなデザートの「トライフル」。ん〜ん、難しい〜!スポンジ+果物入りのジェリー+カスタード・クリーム+生クリームの4層のプディングがこんなに難しいとは。しかも手のかかること!決して庶民の味になんかならないもの、との印象です。 ザ・ナショナル・トラストは英国の伝統の味を保存するため、最近立て続けに3冊の料理書を発刊しました。 今回、伝統の味にこだわったため、そのうちの一冊のレシピーに忠実に基づいてみましたが、砂糖やコーン・スターチの分量などに疑問を持ちながら、本番任せにしてしまい、大失敗でした。シェリー酒や妥当な果物も手に入らず、その点も残念。 先日オックスフォードに古くからある有名なホテルのレストランで、友人がトライフルを注文しおいしそうに食べていました。グラスを透かして見える4層のクリーム類はとてもおいしそうでした。また学生時代に友人たちがいとも簡単に作るトライフルは当時の味を覚えていませんがおいしかったと思います。 トライフルのもう一つの意味合いとして、「おばかさん」と呼んだことに気を悪くしてリベンジされたようです。 次回フル・にトライしておいしいトライフルをお持ちしますので、ぜひ次回も懲りずに出席してください。(笑・斎藤談)
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