◆ケルトの歌世界〜その、どこか懐かしい響き◆
ケルトの歌世界〜その、どこか懐かしい響き
日本ではバレンタインデーで、女性が好意をもった男性にチョコレートを渡すという2月14日、私は空しくもチョコレートを渡す相手もなく、吹田市文化会館メイシアター小ホールで開催された「ケルトの歌世界〜その、どこか懐かしい響き」に出かけました。

出演者は、日本スコットランド協会関西支部での2007年の総会で素晴らしい歌、演奏を披露し、また、芦屋でのメインバーでの恒例のScotsNightで、毎回演奏をしているレズリー・デニストンさん、(ヴォーカル、バウロン、ボーンズ)、フェリシティ・グリーンランドさん(ヴォーカル、バウロン、ギター)、デニストン秀子さん(司会兼ナレーター・通訳)、Scots Nightでも共演のきしもとタローさん、(フルート、ブズーキ)、そして、熊澤洋子さん(フィドル/バイオリン)が加わった形での演奏でした。

今回初めて熊澤洋子さんを交えての演奏に接したのですが、哀愁があり、とても弾むようの気分にもなり、そして、どこか物寂しい雰囲気もありました。
会場内は真っ暗な中で、ステージが青白くライトアップされており、バックの音もなにやら海のさざなみがかすかに聞こえ、数年前に訪れた、エアシャーで見た海の光景が真っ先に脳裏に浮かびました。間の10分の休憩が入り、気がつくと、エンディング、そして、アンコールは、アメイジング・グレイスの歌。会場ではほぼ満員状態(100名弱くらい)のお客さまがたくさんの拍手を舞台に向かって送っていました。

今回の「ケルトの歌世界」で、あらゆる曲を歌い、演奏し、そして、バーンズをこよなく愛するレズリーさん、演目のなかにもバーンズの詩も きっちりと含まれていました。スコットランド贔屓の私、帰りの道中では、スコットランドへ思いを馳せて帰って行ったのは言うまでもありません。 出演者の皆様、とても楽しい時間をありがとうございました。そして、次回のそれぞれのご活躍をお祈りいたしております。
(中川ますみ)

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