◆関西ウイスキークラブ(KWC) 2008年◆
第4回 2008年 11月30日(土) 15:00〜17:00 参加者8名
テーマ:シングルモルトウイスキーの地域ごとの特色 第3回
講師:高谷幸次さん(Bar K-Style オーナー)

関西ウイスキークラブ(KWC)の4回目の活動になります。

今回は、前回、前々回と同じくモルトウイスキーの地域ごとの特色がわかる4種類をテイスティングしてみました。この4種類は今回講師の高谷幸次さんに慎重に選んでもらったものです。

1)ローランド ブラドノック14年
2)ハイランド ダルウィニー15年
3)スペイサイド アベラワー15年
4)アイラ島 ラガブーリン16年

ちなみに前回前々回の様子はリンクをクリックしてごらんください。
前回までは、10〜12年程度の熟成だったので、より熟成が進んだものを選んでくださったのです。

それでも、今回はまず地域的な特色なんか重要じゃない!何よりも大事なのは、その原料となる大麦と水、しかもそれは以前よりはどんどんと変化している!という説明をいただき、先制パンチを食らいました。

高谷さんは、スコットランドの地域ごとに水の硬度が異なる地質学的な要因から、樽の中での熟成が進む様子を酢酸エチルなどの化学用語を交えながら説明してくれました。ウイスキーに対するほとばしる情熱が伝わってくる、熱い説明をしてくださいました。
パテとフランスパンやシチューといった料理も大変においしかったし、オールドボトルなどもサービスでだしていただき、大満足の2時間となりました。

会場と講師を引き受けてくださった高谷さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました。
(企画世話人 難波茂信)
開始前にちょっと緊張の高谷さん
参加者の皆さん
準備されていた資料 厚い!
第3回 2008年 9月20日(土) 15:00〜17:00 参加者10名
テーマ:シングルモルトウイスキーの地域ごとの特色 第3回
講師:川北淳士さん(Main Bar オーナー)

関西ウイスキークラブ(KWC)は、第3回のテイスティングを行いました。
内容は前回と同じくモルトウイスキーの地域ごとの特色を楽しみました。前回とは異なる4種類のウイスキーをやってみたのです。この4種類は、今回講師の川北さんが注意深く選んでくださいました。

用意していただいたボトル
1)ローランド グレンキンチー10年 40%
2)ハイランド グレンモーレンジー10年 40%
3)スペイサイド マッカラン10年 43%
4)アイラ島 ラフロイグ10年 40%

この順番にテイスティングしてみましたが、ひとつ飲む前に、そのウイスキーについての特徴を川北さんが説明してくださいました。地図も使って、熱く語る様子を下の写真で確かめてみてください。また、ウイスキープロフェッショナルの資格をお持ちの山形さんも参加者側から説明者になって丁寧に説明してくださいました。蒸留所の設立年などもスラスラとでてきて、さすが〜と言う声も上がりました。

また、それぞれを飲んだあとでどのおつまみがよいかというのも、たとえば、スモーキーなラフロイグには、おなじく燻製したサケトバがあうことなどのように、きちんと理由をあげて説明していただきました。
個人的には、食前酒、食中酒、食後酒、寝酒のような順番にもとらえられるのかもしれないと思いながら、この4種類をテイスティングしていました。

会場と講師を引き受けてくださった川北さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました。
(企画世話人 難波茂信)
いよいよ開始
熱く語る講師と熱心に聞くみなさん
まだ外は明るい時間に飲むことに
今回のウイスキーとおつまみのセット
準備されていたテイスティングノート
地図を使って説明中
”ウイスキープロフェッショナル”の
資格を持つ山形さんも説明
川北さんと川原さんの誕生日を
祝ってケーキも
第2回 2008年 7月6日(日) 15:00〜18:00 参加者9名
テーマ:シングルモルトウイスキーの地域ごとの特色 第2回
講師:後藤昌史さん(Bar Main Malt オーナー)

関西ウイスキークラブ(KWC)は、第二回のテイスティングを行いました。前回は、現行ボトルとオールドボトルの違いをテイスティングしましたが、今回は、モルトウイスキーが生産される地域によっても香りや味わいが異なるというのを見てもらおうという企画です。

用意していただいたボトル
1)アイラ島 アードベッグ10年
2)ローランド オーヘントッシャン10年
3)ハイランド クライヌリッシュ14年
4)スペイサイド グレンファークラス12年

後藤さんには、地域と歴史とそれぞれの蒸留所の歴史や特色なども説明していただき、テイスティングいたしました。では、1)〜4)は、どの順番にテイスティングするとそれぞれの特色が分かりやすいでしょうか?
答えは、2)→3)→4)→1)でした。

今回は、このようにティスティングするのが初めてという方もいらして、アードベッグのヨードのような香りにびっくりされている様子でしたが、「なれるとおいしい」という感想も。
軽くて飲みやすい3回蒸留のローランドのオーヘントッシャンから、華やかな香りがたつクラヌリッシュ、ややボディが軽かったとはいえ伝統のオロロソシェリー酒樽を使ったグレンファークラス。アイラ島らしいヨーディーでスモーキーなアードベッグとそれぞれ地域ごとの特色は十分にわかっていただけたと思います。

さらには、後藤さんのご厚意で、それぞれのボトルのオールドボトルもティスティングさせていたただき、オールドボトルの偉大さも実感できました。
また、写真のチーズ以外にもソーセージ、サラダ、フランスパンなどおつまみも充実。楽しい会となりました。
次はなに?と質問を受けましたが、これまでのようにテイスティングするか、バーの外に活動を広げるか思案中です。

またまた、会場と講師を引き受けてくださった後藤さんには大変お世話になりました。深謝。
(企画世話人 難波茂信)
後藤さんと準備してくださった地図
熱心な講師と参加者の皆さん
今回テイスティングしたボトル
おつまみのチーズ
第1回 その2 2008年 4月20日(日) 15:00〜17:30 参加者10名
テーマ:シングルモルトウイスキーの地域ごとの特色 第1回
講師:後藤昌史さん(Bar Main Malt オーナー)

関西ウイスキークラブ(KWC)は、第1回(その1)と同じ内容でテイスティングを開催いたしました。これは、第1回の参加希望者が多かったためです。場所・講師・内容も全く一緒です。

用意していただいたボトル
ブレンディド
1)J&Bの現行品 700ml 40%
2)J&Bの大阪万博の頃のハーフガロン瓶 43%
シングルモルト
3)90年代流通のGlenfiddich 700ml 40%
4)80年代流通のGlenfiddich 750ml 43% ウイスキー特級の時代

ブレンディドのオールドボトルと現行ボトルを一口ずつ味わったときに”お〜っ”っと声があがりました。やはりすぐに違うと感じていただけたんだなぁと実感できました。
ただ、グレンフィディックにパフュームがあるというのについては、それって何?という声も上がって、味と香りについて共通の言葉で説明するのはとても難しいなぁと改めて感じたりしていました。
次はいつ?という声もあがって、企画してよかったと実感できました。

今回も会場と講師を引き受けてくださった後藤さんには大変お世話になりました。深謝。
(企画世話人 難波茂信)
第1回 その1 2008年 3月23日(日) 15:00〜17:30 参加者11名
テーマ:シングルモルトウイスキーの地域ごとの特色 第1回 その1
講師:後藤昌史さん(Bar Main Malt オーナー)

3月23日(日)神戸のBar Main Malt にてKWCの記念すべき第一回のテイスティングが行われました。
準備していただいたのは4種類のボトル(写真参照)。まずは次の2種類をテイスティング。

1)J&Bの現行品 700ml 40%
2)J&Bの大阪万博の頃のハーフガロン瓶 43%

最初のはさらさらとして飲みやすい今風のブレンディドウイスキーという感じ。正直ハーフショットでよかった。
2番目のは、ややオイリーで味がしっかりしているとてもおいしいブレンディドというのがわかる。モルトが多く使われているんだろうな〜という印象。

3)90年代流通のGlenfiddich 700ml 40%
4)80年代流通のGlenfiddich 750ml 43% ウイスキー特級の時代

3と4)については説明不要の差がある。やはり特級時代のモルトウイスキーがおいしい。でも、3)も1)を飲んだ後に飲むとずっとおいしく感じるのが面白かったりする。
集まった皆さんはこれからウイスキーを飲もうという方々とかなりのベテランの方々に分かれましたが、どちらの皆さんにも楽しんでいただけたのではないかと思います。

今回の企画では、全面的に後藤さんのお世話になりました。時代とともに変化するJ&BとGlenfiddichについて具体的にボトルを何本も取り出して熱く説明してくださいました。深謝。
(企画世話人 難波茂信)

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