◆アフタヌーン・ティの集い 2005年◆
第32回 2005年 10月1日(日) 14:00〜16:00 参加者20名
テーマ:スコットランド膝栗毛2005 〜国際交流は酒とバカ話から〜
お話:村川荘兵衛さん
10月1日(土)午後、大阪の心斎橋で写真家である会員の村川さんの”スコットランド膝栗毛2005”と題したアフタヌーン・ティが行われました。スコットランドに毎年1ヶ月程滞在され、(穴)ウサギの写真の撮影の合間での土地の方々との交流のお話でした。
日本では見かけない鹿・蛙などの飛び出し注意の道路標識、定宿にしている村のパブの常連客、羊の毛刈り等のスライドを見ながらの楽しいお話を聞いている内にあっという間に時が過ぎていきました。写真を撮るだけでなく、会った人びとに声を掛け、色々なことを聞き出してきたお話を紹介して下さいました。毛刈りでは刈った毛をもらえないか頼んだら、1頭分丸々くれたけど、臭くて後が大変だったとか。帰国後その毛をニットの専門家に編んでもらえないかと頼んだところ、絨毯用の毛であると分かったそうです。それでもなんとか編んでもらった試作品を回して手に取ってみることができました(触った後はそのままサンドウィッチをつままないようにとの注意も)。
自分ではなかなか体験できなく、目線が違うスコットランドを垣間見ることが出来ました。
紅茶・コーヒーと共に出されたサンドウィッチとシフォン・ケーキをたっぷりと頂いた頃には、お腹一杯の状態でした。左の写真はテーブルに広げられたティ・セットです。この間、お話し手の村川さんはお預け状態でした。この時のスライドには定宿の村で収穫されたばかりのラズベリーが映っています。
会場は今回初めて使用しましたが、グループ専用の部屋で、他の客や回りの騒音を気にすることなく、話す方も聞く方も十分に楽しむことができました。
翌週には、ご自宅近くの山崎で写真展とスライド・トークもありました。写真展は村川さんが向こうで出会った人達(+犬)の写真で、笑顔が可愛い女の子から、人の良さそうなおじさんまでの田舎ならではの雰囲気が伝わっていました。スライド・トークはうって変わって、この数年間取りためされたウサギの写真を紹介しながらの楽しいお話しでした。ウサギの穴掘りの連写、アクビ顔や起き抜けの姿の写真を映し出しながらのトークでアフタヌーン・ティ同様、楽しいお話しでした。写真展は今後毎年計画されているようです。
(橋本清子記)
お話しに耳を傾けながら、時折ケーキやサンドウィッチを頬ばっている参加者の皆さん
第31回 2005年 3月5日(日) 14:00〜16:00 参加者16名
テーマ:「バグパイプを携えての日々」
お話:大野正明さん
私は、3月5日の午後、大阪の喫茶店カフェーヌで真田幸村が赤備の甲冑姿で笛を吹いたり、琴を弾いてたりしているのを見ました。幸村は六文銭の兜を被り、太閤秀吉の桐の旗を掲げ、折り畳み式の槍を持っていました。
オープニングには、ほら貝を吹いて出陣しました。ほら貝は現代のペットボトルでした。幸村の鎧はよく見ると精巧な紙で出来ていました。都では時々新選組がよく出没します。大阪では西軍の残党が今でも天下を狙っています。
私は白昼夢を見たのではありません。関西支部のアフタヌーン・ティーに参加したのです。

いつもキルト姿でバグパイプを演奏する大野正明さんが、その真田幸村。楽しいお話と演奏をして下さいました。
大正琴を改造したレインボーハープ、手のひらにのるほどの小さな笛コカリナ、オリジナルの雅楽器等、いつものバグパイプ以上の音色です。甲冑は出来上がったばかりなので、嬉しくて初お披露目とのこと。大野正明ワールドへようこそ!
翌晩のテレビでは、大阪城天守閣前でバグパイプを吹く大野さんを見ました。キルト姿で話題の人物、なのだそうです。武者小路実篤が名付けたという、正明まさはるという名前の通りの人でした。
(清家久美子 記)
コカリナの演奏
お楽しみのティ・タイム
サンドイッチとケーキで
お腹一杯になりました

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