◆秋の講演会「異文化との交流50年」◆
秋の講演会「異文化との交流50年」
第ニ次世界大戦中、善意でゴボウを捕虜に食べさせた日本兵が戦犯になった…こんな話で由里さんの講演が始まりました。
11月23日晴天に恵まれたサントリー蒸溜所で、サントリーOB由里正雄さんによる秋の講演会が行なわれました。
由里さんはTOEICで37000人中最高点を取った英語力で、数々の伝説の持ち主です。当日は、来日中のハワット会長がわざわざ東京からおいでになりました。(しかし、講演は日本語でした。)
異文化との交流50年。半世紀にわたる体験に基づくエピソードは、うなづくことしきりです。冒頭のゴボウですが、日本人にとっておいしい食材のゴボウは、あちらでは家畜の食べ物で、文化が違えば捕虜虐待の食べ物になってしまうという一例でした。文化とは固有の物で優劣のつけがたい、尺度のないものです。向こうの価値観を知ることが誤解を招かない第一歩と。
嘘にも色があるのですよ!日本では真っ赤な嘘というなぁ…と、考える。英語では白い嘘があるそうです。プリーズ、サンキュー、エクスキューズミーを学校で教えるのが教育。これらは魔法の言葉と呼ばれるそうで、部下に物を頼む時も、何をするにも大切な言葉なのです。英語を話す時はモードを切り替えなければなりません。
晩秋にふさわしい色づいた葉っぱ模様のネクタイの由里さん。日本語で誉めたら謙遜しておられました。英語で誉めたら、何とこたえて下さったでしょうか。
(清家久美子 記)
懇親会風景
ハワット名誉会長
懇親会では
ハンガリーの笛の余興も

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