◆秋の講演会「映画に描かれたスコットランド」◆
秋の講演会「映画に描かれたスコットランド」
講師の難波さん
12月6日、サントリー山崎蒸留所で、関西支部秋の講演会が行われました。当日は朝から小雨が降り、山崎は多少不便な場所であるため、参加者の人数を心配していたのですが、34名の申込全員が参加で、皆さんの熱い思いを感じる一日となりました。講師は、関西学院大学社会学部助教授難波功士さんです。「映画に描かれたスコットランド」というテーマで、映画好きの人にもたまらない話がいっぱいでした。
「Trainspotting」のビデオから、ユアン・マクレガーの演じるワーキング・クラスの若者の生活が美しいスコットランドの街並みと共に解説されます。共演者のロバート・カーライル、原作者のアーヴィン・ウェルシュが共に難波さんと同じ1961年生まれであったことがこの映画をより思い出深いものにしたそうです。お話しの中で、あちらでは鳩を飼うことはワーキング・クラスだとあったのが”なんでだろう〜?♪”と気になりました。
熱心にお話しに聞き入る皆さん
当日のお楽しみは、それと前後して行われたサントリー山崎蒸留所の工場見学にもあります。ひんやりした樽の並ぶ倉庫の中ではウィスキーが育っているのだという静かな息づかいを感じました。今年は山崎蒸留所ができて80年になるそうで、80周年の記念展示物なども興味深いものでした。女性陣は山崎ウィスキー入りのチョコレート・ボンボンをお土産にガバッと買いました。樽の木材は上質の家具にも変身します。テーブルや椅子、食器棚は家具としてのデザインもすばらしく、私はこんなのが家にあったらなぁ、と目がウルウルしてきました。
お待ちかねのウィスキー試飲では、サントリー・ウィスキーが飲み放題です。”響”の水割りをサントリーのお姉さんに作ってもらいました。お世話になったサントリーの皆様、ありがとうございました。
(清家久美子記)
ウィスキー入りチョコレートを手にして
ウェイスキー試飲の行列

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