スコッツマンを読む会 2025年3月
1)2025年1月21日付
Jellyfish blamed for deaths of 200,000 Scottish salmon
「クラゲが20万匹のスコットランドのサーモンの死の原因となった」
真珠の首飾りクラゲが、2023年の冬以来、ノルウエーの養殖場で、3百万匹以上の魚を殺したと考えられている
あるクラゲ種がスコットランドのサーモンを20万匹以上も殺した。その種のまさに最悪の事件と考えられている、と活動家は言う。
グリーンブリテン財団(※1)によると、真珠の首飾りクラゲ(アポレミア・ヴァリア 和名 毛虫クラゲ)が、ストリングクラゲとか有刺鉄線クラゲとしても知られるが、2つのスコットランドのサーモン養殖場を襲った。
グリーンブリテン財団は次のように話している。2023年冬にノルウエーの養殖場でクラゲが300万匹以上のサーモンを殺し、そのクラゲ種はノルウエーサーモンの産業に大混乱を引き起こしている。クラゲの攻撃が公式に発見される僅か2日前、財団により放映された映像には数トンの様々なサイズのサーモンが養魚場から取り除かれている様子が映っている。

数十万匹のサーモンの死の原因と思われている。
ストリングクラゲはサーモンの皮膚、目、鰓に激しいやけどを負わせる毒のある触手で、サーモンに「壊滅的な攻撃を仕掛ける。囲いの中に密集して閉じ込められ、サーモンは、容赦のない刺し傷を逃れることができず、彼らに大きな傷と計り知れないストレスを残している。これらの傷は魚を感染症や病気にかかりやすくし、治療せずに放置した場合、ゆっくりとした痛みを伴う死をもたらすことがよくある。動物専門家たちは、その攻撃を逃げ場のない動物たちにとって「まさに恐怖の体験である」と説明する。
スコットランドの養殖場でこれらのクラゲが関与するまさに最悪の事件であると考えられている。グリーンブリテン財団の創設者であるデール・ヴィンス博士は、この事件をサーモン養殖産業のより厳しい監督の必要性の更なる証拠とみなしている。
活動家たちは、この事件はオープンネット養殖業を段階的に廃止する緊急性を浮き彫りにしていると言っている。ノルウエーからの最近の報告によると、クラゲによるサーモン養殖場への脅威は進行しており、潜在的に増大していることを示している。2024年10月下旬、ノルウエーの規制当局である、ノルウエー食品安全局はサーモン養殖業者にクラゲの襲撃に備えるように警告した。当局は、ストリングクラゲによる最近の襲撃で大量のサーモンを殺したので、養殖業者に彼らの魚資源へのクラゲの影響へ対処するための対策を講じるように助言した。サーモンの皮膚や鰓に重度のやけどを引き起こし、感染症や病気への高いリスクにさらすクラゲが数多くの生産現場で観察されていると当局は報告した。
ある関係するサーモン養殖業の所有者のスポークスマン(広報担当者)は、クラゲの大量発生がサーモンの健康にいくつかの異なる影響を与える可能性があることを認めていた。「この新たな脅威を管理するために、スコットランドのモウイ養殖場では集中的な監視プログラムが実施されています」とモウイ・スコットランドのスポークスマンは言った。
スコットランドのモウイ:スコットランドのハイランド地方の冷たく澄んだ海でサーモンを養殖し、1500人のスタッフを雇用し48の養殖場で年間68,000トン以上のサーモンを生産している
「水のサンプル採取、(クラゲの)種の識別と数、様々な深さで温度と酸素の記録を含む追跡作業が毎日行われています。我々は、有毒なクラゲの大量発生につながるかもしれない状況を予測し、軽減するために、毎日傾向を分析しています」
「スコットランドのサーモン養殖業者はクラゲの課題を率直に話しており、これらの自然に発生する生物から養殖種を守るための様々な対策に数億ポンドを投資しています」とサーモンス・コットランドのスポークスマンは述べた。2024年、スコットランドのサーモン養殖業者は4年間で最高の生存率を記録した。これは、2022年、2023年にサーモン生産に影響を与えた環境問題を幸いなことに解決したことを示している。
スコットランド政府スポークスマンは養殖魚の健康を優先していると言った。「報告された死亡のあらゆるケースで養殖場にどのクラゲ種が存在するかについて、包括的な情報を持っていないが、サーモン養殖部門では死亡原因としてクラゲの襲撃をよりよく理解することに焦点を当てています」
(※1)グリーンブリテン財団
グリーンブリテン財団は、教育、スポーツ、グリーン開発、動物の権利など、人々がより持続可能な生活を送ることを奨励し力を与えることを目的とした数多くのイニシアティブに資金を提供している。また、財団は調査分析、法的異議申し立て、調査、再野生化プログラムにも資金を提供している。