スコッツマンを読む会 2024年8月
「ナショナルワールド:100ミリリットル規則の空港:英国の6空港は、新しいスキャナーを設置したにもかかわらず、旅客に液体制限を一時的にまた行う」
英国の6空港は新しいスキャナーを設置したとき、100ミリリットルの液体制限を中止したにもかかわらず、一時的にまた課している。
英国の6空港は、「スキャニング機器を最新に変更している」けれど、100ミリリットルの液体制限を一時的にまた課している。その変更は日曜(6月9日)の午前0時から実施され、ロンドンシティ(※1)、アバディーン、ニューカッスル、リーズブラッドフォ-ド(※2)、サウスエンド(※3)、ティーサイド(※4)の各空港から乗る乗客に適用される。
すべての空港では次世代セキュリティチェックポイント(NGSC) が稼働するが、そのためその規則を外したのだった。ハイテクのCTスキャナーは乗客のバッグの中にあるものを立体的に写し出す。本来、政府は英国のすべての空港に、2022年までに新しいスキャナーにアップグレードするように通達したが、その締め切りが2024年6月1日まで繰り下げられた。大きな空港はその後、開始の6月1日をさらに遅らすことが許された。
運輸大臣マーク・ハーパー氏は次のように述べた、その制限のためある程度の混乱はあろうが、乗客は100ミリリットルを超える液体を持ち込む際の「規則がどんなものか、それぞれの空港にチェックする」べきである。大臣は土曜(6月8日)にBBCブレックファストに語った:「今夜0時から施行するというわれわれの発表は、実際は6か所の地方空港と旅行者約6%にしか影響を与えない。本当のところ、大部分の乗客にとって、まだ規則は少しも変わっていないし、だから今夜は変更無しであろう。ある空港でのその規則はどんなものか、そのプロセスはどんなものか、皆さんはそれぞれの空港でチェックするべきである。空港のスキャニング機器の更新と変更を行っているけれど、我が国の世界トップレベルの飛行安全の維持を確実にするために、この規則を課した。これは一時的な方策であって、いずれその中止の時期を発表する」
運輸省のスポークスパーソンは次のように述べた:「この一時的な処置は新たなチェックポイントのシステムにさらに改良を施すためで、少数の乗客しか影響を与えない。大部分の乗客にとっては、セキュリティ対策は変わることはない。乗客は出かける前に各自の搭乗空港にセキュリティの要件のチェックを続けるべきです。」 この6小空港は締め切りを守り、100ミリリットルの規則を外した。ロンドンガトウィック、ヒースロー、マンチェスターの空港を含め、英国のたいていの空港は、まだ新しいスキャナーが設置されていないので、液体の制限を解いていない。ブリストル空港は6月14日から、液体の100ミリリットルの制限を解いて、機内持ち込み手荷物に入れるのを許す予定だった。しかしながら、今やそれは遅れるだろう。 バーミンガム空港はすでに新しい機器にアップグレードしていたが、100ミリリットルの規則を残さなければならなかった――乗客はセキュリティを通る時、100ミリリットルまで液体を手荷物にいれたままでよいけれど。設置締め切り日を守らなかった空港は、個々に延長を申し出ることができた。ということは、2025年6月まで乗客はその制限を守らなければならない、ということになろう。
(※1)ロンドンシティ空港
ロンドン市東部にある小規模の国際空港。London Airport=Heathrow Airpotの通称。
(※2)リーズブラッドフォード空港
イングランド、リーズの北西部のYeadon(イードン)にある国際空港。
(※3)サウスエンド空港
イングランド、エセックス州のSouthend-on-Seaの郊外にある小規模の国際空港。
(※4)ティーサイド空港
北イングランドのDarlingtonとStock-on-Teesとの間にある小規模の国際空港。