スコットランドを語る会 第108回
発表者:渋谷寛さん(英国王立写真協会会員 英国市場協議会会員 ウイスキー文化研究所 (主任研究員))
テーマ:「撮り続けるスコットランドの原風景」
1. 初めての渡英は1993年、スコットランドは1994年(キングスクロス駅から寝台列車)
きっかけはウイスキーであり1998年蒸留所ツアーに参加。それ以来ほぼ毎年、年に2度行くこともあり(2002年、2004年、2007年、2008年、2009年)計26回通った。
2. 11歳のころから鉄道(SL)写真に興味を持ち、中学時代は写真部・キャノンクラブに所属。主にキャノン製品(F-1 FTbなど)を使用し続けている。
3. 撮影技法。スコットランドでは、ストロボ・三脚は使用しない、ズームレンズを使用しながらもカメラボディは2台を併用し、それぞれに標準と広角のズームレンズを付ける、その他望遠ズーム、超広角そしてマクロレンズを使用することもある。シャッタースピード優先モードをよく使用する。ISO感度は高めに設定する(酔うと手ぶれするから)。シャッターチャンスを逃さないようにする。フィルターは常時保護と必要に応じてPLを使用。フードはレンズ保護のためにも常用する。
4. スコットランド風景の特徴。山が少ない、川や水道水が茶色い、建物の色が白いことが多い、雪はほとんど積もらない、夏は陽が長い、動物はヒツジ・ハイランド牛・アザラシ、馬、犬、ウイスキーキャットと多種。蒸留所のキルンがある。燃料はピート。ロッホと湖。パブでの集い。タータンチェック。
5. ウイスキー文化研究所の専門誌ガロアの取材で行くことが多く、自由行動ができない。限られた時間で撮影しなければならない制約がある。
6. スコットランド協会の通信の表紙に採用されて光栄です。40周年行事にもできるかで協力します。