スコッツマンを読む会 2025年10月

1)2025年7月25日付
Scotland’s voice will be 'heard’ during Donald Trump visit, vows John Swinney
「ドナルド・トランプの訪問中、スコットランドの声が聞こえるようにするとジョン・スイニー首相は誓う」(後半)

空域制限の拡大に伴う抗議活動の急増
公式のイベントは「創造的で活気ある抗議の形」をとるだろうとスットプトランプ連合は言い、さらに、参加者にはトランプに「ふさわしい歓迎」を与えるために、横断幕やプラカードを持ってくると同時に友人たちをも連れてくるように連合は促した。

活動家たちはトランプに対し大声で抗議
アレナ・イワノワ 抗議に参加する抗議者の一人、は次のように述べた。「ドナルド・トランプは我々のリーダー達と握手をするかもしれないが、彼にはスコットランドに一人の友達もいない。我々スコットランドの人々は、米国における民主主義や労働者に対して、気候変動に取り組む世界的な努力に対して、正義と人道の原則そのものに対して彼の行っているダメージを目にしている。トランプはスコットランドの人々が拒否するすべてのものを体現している故、歓迎されない。我々はすべての人に我々に参加し、トランプ、彼の政策、彼が先導している世界的な極右に抗議することを求める」と言った。
スコットランドの国務長官であるイアン・マレーは、エアホースワンがスコットランドに到着すれば、トランプ氏は「温かい歓迎」を受けるだろうと言った。イアン・マレー、彼は以前、大統領就任第1期目に、トランプの極右過激派の政策を批判した人物だが、トランプがプレストウイックに到着した際には、79歳(の大統領)を出迎えると予定されている。2019年までは、イアン・マレーは、女性蔑視、人種差別と外国人嫌悪の米国大統領を告発する動議を支持した、外務担当国務大臣 デビット・ラミーを含む何人かの国会議員の一人であった、しかし、6年後マレーは英国と米国との歴史的結びつきを指摘して、外国の高官たちを歓迎するのは彼の責務であると言った。
「米国大統領のオフィスと首相のオフィスはともに非常に緊密に仕事をするものである。そうすべきであり、そうすることが我々の国家の利益になる故に」とBBCラジオスコットランドに話した。我々はこれらの関係が適切であることを確認すべきである。なぜなら我が国の防衛や安全保障、経済 特に雇用にとって重要であるからである。これまで行われてきた米国との貿易協定の細かな取引に、極めて、本当に重要である。外務大臣 デビット・ラミーや保険・社会福祉 担当大臣 ウエス・ストリーティングとともに彼が支持した2019年に下院で動議がー野党時代に女性蔑視や人種差別、外国人嫌悪の大統領を非難したものであるが、―提出されたにもかかわらず マレー氏の見解が発表された。(BBCから)動議への彼の支持を求められたが、マレーは回答せず、代わりに2国間の関係の重要さに焦点を当てた。
マレー氏は スコットランド担当国務大臣は「外国の高官を歓待する義務がある」と述べた。影のスコットランド担当の国務大臣アンドリュー・ボウイはマレー氏に動議の支持に対する納得のいく説明がないと非難した。「では、彼を助けましょう:2019年には、彼は、恥知らずにも学生政治家のように観客を喜ばせていた。一方、今日では、大人のように現実を受け入れ行動することを強いられている。イアン・マレーが、米国大統領を歓迎し、建設的に仕事をすることがスコットランドにとっていかに重要であるかということを遅ればせながら認識したことを私は喜んでいる。しかし、もし彼が両手を挙げて、過去の若き日の日和見主義を認めるならばもっと信頼を勝ち得たはずだ」とボウイ氏は続けた。